メンバー
【テーマ1】気候変動適応実践支援システムの構築と応用に関する研究
肱岡 靖明
Yasuaki Hijioka
テーマリーダー/サブテーマリーダー
国立環境研究所/気候変動適応センター
様々な分野を対象に気候変動影響のモデリングや適応策に関する研究を行ってきた。本プロジェクトでは、プロジェクトリーダーとテーマ1リーダーを務め、IPCC AR7や我が国の気候変動影響評価報告書(2030年)への貢献を目指して、研究全体の枠組みの提示や全体方針を設定、プロジェクト全体の成果を統合した「気候変動適応実践支援システム」の構築に取り組む。専門は、環境システム学、都市工学。
サブテーマ1(1)
気候変動適応実践支援システムの構築
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 肱岡 靖明★☆ | 国立環境研究所 |
| 藤田 知弘 | 国立環境研究所 |
| 塩竈 秀夫 | 国立環境研究所 |
| 石崎 紀子 | 国立環境研究所 |
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 阿部 博哉 | 国立環境研究所 |
| 堀田 亘 | 国立環境研究所 |
| 天沼 絵理 | 武庫川女子大学 |
サブテーマ1(2)
気候変動影響検出と原因特定に関する手法開発
渡邊 学
Manabu Watanabe
サブテーマリーダー
blue and tech株式会社
2022年よりblue and tech株式会社を起業し、気候変動適応や影響、防災・環境・農業などの分野で、様々な分野の知見や経験を持つメンバーとともに、調査研究、データ収集・解析、コンサルティングに取り組んでいる。サブテーマ1(2)では、過去から現在において、既に生じている気候変動影響によるトレンドを明らかにするための研究・手法開発に取り組む。
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 渡邊 学 | blue and tech株式会社 |
| 藤田 将行 | blue and tech株式会社 |
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 松浦 沙和 | blue and tech株式会社 |
| 田中 朱美 | blue and tech株式会社 |
サブテーマ1(3)
気候変動適応のストーリーライン作成手法の開発
榎原 友樹
Tomoki Ehara
サブテーマリーダー
株式会社イー・コンザル
科学的知見と現場実践をつなぎ、気候変動対策の実装を進めることを目標に活動。研究分野では、「低炭素社会の実現に向けた脱温暖化2050プロジェクト」や「持続可能な開発目標とガバナンスに関する総合的研究」などに参画。実践分野では、地域新電力「能勢・豊能まちづくり」を通じた脱炭素と地域経済循環の両立に取り組むなど、緩和(Mitigation)の実務と政策設計に携わってきた。今後は、気候変動緩和分野での研究実績や地域での実践知を土台に、適応分野の研究成果を自治体政策へ落とし込む情報設計・合意形成の仕組みづくりに注力したい。
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 榎原 友樹 | 株式会社イー・コンザル |
| 越智 雄輝 | 株式会社イー・コンザル |
| 小川 祐貴 | 株式会社イー・コンザル |
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 北橋 みどり | 株式会社イー・コンザル |
| 餅原 恵太 | 株式会社イー・コンザル |
| 永井 克治 | 株式会社イー・コンザル |
【テーマ2】気候変動に対する地域単位の包括的な適応戦略の解析・創出
櫻井 玄
Gen Sakurai
テーマリーダー/サブテーマリーダー
農業・食品産業技術総合研究機構/農業環境研究部門
数理モデルと統計的な手法を用いて、植物生理学的な現象に関する数理モデル解析や作物に対する気候変動影響評価、土壌炭素動態の数理解析などを行ってきた。様々な分野に対する数理モデル構築と統計解析を得意としており、南オーストラリア大学のPhenomics and Bioinformatics Research Centreにおける応用数学的な研究や全球作物モデルの国際モデル比較プロジェクトへの参画など国際的な連携も行いながら、農学における数理・統計モデル研究を進めている。
サブテーマ2(1)
農業における適応策の広域的・包括的施策の評価と提案
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 櫻井 玄 | 農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 永井 孝志 | 農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 坂本 利弘 | 農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 森下 瑞貴 | 農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 久保寺 秀夫 | 農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 谷口 昇志 | 農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 長谷川 利拡 | 農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 石郷岡 康史 | 農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 熊谷 悦史 | 農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 中園 江 | 農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 杉浦 裕義 | 農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 伊達 智輝 | 農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 樋口 浩二 | 農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 小杉 重順 | 北海道立総合研究機構 |
| 細淵 幸雄 | 北海道立総合研究機構 |
| 廣田 知良 | 九州大学 |
| 安武 大輔 | 九州大学 |
| 栗林 将也 | 新潟農業総合研究所 |
| 南雲 芳文 | 新潟農業総合研究所 |
| 牧 夏帆 | 新潟農業総合研究所 |
| 岩崎 亘典 | 鳥取大学 |
| 今村 航平 | 農業・食品産業技術総合研究機構 |
サブテーマ2(2)
河川洪水被害減少のための包括的適応策の評価と流域治水策の提案
風間 聡
So Kazama
サブテーマリーダー
東北大学/工学研究科
増加する洪水被害に対して人口減を好機とした適応の推進を目標に、サブテーマ2(2)において数値計算に基づいた洪水被害と適応策の評価を進めている。洪水適応策には氾濫を許容した上流の自然再生や中流の遊水地を主に対象にしている。専門は水文学。
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 風間 聡 | 東北大学 |
| 川越 清樹 | 福島大学 |
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 小野 桂介 | 東北工業大学 |
| 平賀 優介 | 東北大学 |
サブテーマ2(3)
森林管理・森林域害獣管理・土砂災害被害低減のための広域的・包括的適応策の評価と提案
中尾 勝洋
Katsuhiro Nakao
サブテーマリーダー
森林研究・整備機構/森林総合研究所 関西支所
森林域における気候変動影響の検出や予測に基づく適応策の推進を目標に、サブテーマ2(3)で参画する研究者らと共同しながら研究を進めている。また、市民や政策決定者らとの対話を通じて、研究成果の社会への実装化にも取り組む。専門は森林生態学、植生学。
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 中尾 勝洋 | 森林研究・整備機構 |
| 松井 哲哉 | 森林研究・整備機構 |
| 橋本 昌司 | 森林研究・整備機構 |
| 鳥山 淳平 | 森林研究・整備機構 |
| 村上 亘 | 森林研究・整備機構 |
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 經隆 悠 | 森林研究・整備機構 |
| 深澤(大橋) 春香 | 森林研究・整備機構 |
| 土井 寛大 | 森林研究・整備機構 |
| 津山 幾太郎 | 森林研究・整備機構 |
サブテーマ2(4)
水産業における地域の特性に合わせた効果的な適応策オプションの評価と提案
木所 英昭
Hideaki Kidokoro
サブテーマリーダー
水産研究・教育機構/水産資源研究所 水産資源研センター
これまで日本海におけるスルメイカを中心に海洋環境の変化による水産資源への応答特性を研究してきた。近年は気候変動による水産業への影響と適応策を社会経済的な視点を含めて研究を推進している。また、日本海におけるズワイガニやマダラなどの主要水産資源の資源評価のとりまとめも担当している。

| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 木所 英昭 | 水産研究・教育機構 |
| 瀬藤 聡 | 水産研究・教育機構 |
| 高見 秀輝 | 水産研究・教育機構 |
| 筧 茂穂 | 水産研究・教育機構 |
| 鬼塚 剛 | 水産研究・教育機構 |
| 長谷川 夏樹 | 水産研究・教育機構 |
| 島袋 寛盛 | 水産研究・教育機構 |
| 須藤 健二 | 水産研究・教育機構 |
| 堀 正和 | 水産研究・教育機構 |
| 澤山 周平 | 水産研究・教育機構 |
| 村岡 大祐 | 水産研究・教育機構 |
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 髙木 聖実 | 水産研究・教育機構 |
| 野田 勉 | 水産研究・教育機構 |
| 門田 立 | 水産研究・教育機構 |
| 邵 花梅 | 水産研究・教育機構 |
| 矢野 寿和 | 水産研究・教育機構 |
| 鈴木 勇人 | 水産研究・教育機構 |
| 増渕 隆仁 | 水産研究・教育機構 |
| 佐藤 隆太 | 水産研究・教育機構 |
| 吉川 茜 | 水産研究・教育機構 |
| 木下 菫 | 水産研究・教育機構 |
| 伊藤 慶造 | 水産研究・教育機構 |
【テーマ3】都市域の気候変動リスク評価と適応戦略の解析
真砂 佳史
Yoshifumi Masago
テーマリーダー/サブテーマリーダー
国立環境研究所/気候変動適応センター
水質問題、水中の健康関連微生物、先進国と発展途上国における気候や社会の変化が水関連問題に及ぼす影響等について20年以上の研究経験を持つ。また、気候変動適応の地域性や優先度の評価手法の開発や、気候変動適応情報プラットフォーム(A-PLAT)を通じ、政策決定者等による情報活用を促進するための情報デザインにも取り組む。
サブテーマ3(1)
水供給における気候変動リスクと適応戦略の提案と評価
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 真砂 佳史 | 国立環境研究所 |
| 大山 剛弘 | 国立環境研究所 |
| 岡田 将誌 | 国立環境研究所 |
| 三浦 尚之 | 国立環境研究所 |
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 門屋 俊祐 | 国土技術政策総合研究所 |
| 佐野 大輔 | 東北大学 |
| 三浦 耀平 | 東北大学 |
| 吉川 沙耶花 | 長崎大学 |
サブテーマ3(2)
都市の規模に応じた洪水や海面上昇に対する適応戦略の提案と評価
横木 裕宗
Hiromune Yokoki
サブテーマリーダー
茨城大学/学術研究院応用理工学野
主に海面上昇による影響からはじめて、沿岸都市域における気候変動の影響について幅広く解析を進めている。将来の浸水リスクが都市のインフラを通じてどのように波及していくのか、そしてそれらに都市としてどう適応すべきなのか、できるだけ多くの要素を取り入れて都市の適応戦略を提示したい。専門は海岸工学、気候変動適応。
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 横木 裕宗 | 茨城大学 |
| 田村 誠 | 茨城大学 |
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 藤田 昌史 | 茨城大学 |
| 1名雇用予定 | 茨城大学 |
サブテーマ3(3)
都市域熱環境の広域評価と緩和策を含む暑熱リスク低減策の提案と評価
髙根 雄也
Yuya Takane
サブテーマリーダー
国立環境研究所/気候変動適応センター
サブテーマ3(3)では、「グローバルな気候変動と都市のローカルな温暖化(二つの温暖化)+人口集中+高齢化」で顕在化する都市暑熱環境に伴うリスクの低減を目標に、都市気候エネルギーモデリングとこれに基づく将来予測や適応策・緩和策の評価を進めている。専門は都市の高温やエネルギー、人間活動に着目した気象学・気候学。
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 髙根 雄也 | 国立環境研究所 |
| 横畠 徳太 | 国立環境研究所 |
| 井原 智彦 | 東京大学 |
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| ウン クリス・フック・シェン | 東京大学 |
| 中島 虹 | 産業技術総合研究所 |
| 1名雇用予定 | 東京大学 |
【テーマ4】適応実践に向けた異なるステークホルダーレベルでの課題の抽出とソリューションの提案
栗栖 聖
Kiyo Kurisu
テーマリーダー/サブテーマリーダー
東京大学/大学院工学系研究科
気候変動に対して温室効果ガスを削減するための消費者行動の解析や情報提供法の検討評価に関する研究を実施すると共に、S18より気候変動適応に関わる研究を実施してきている。本プロジェクトでは、テーマ4リーダーを務め、様々なステークホルダーレベルでの気候変動影響の認知と適応に向けた課題を明らかにし、適応推進に向けた道筋を見出すことを目標としている。専門は、環境システム、環境配慮行動。
サブテーマ4(1)
市民等における適応リテラシーの評価と促進
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 栗栖 聖 | 東京大学 |
| 福士 謙介 | 東京大学 |
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 絹川 グリボスタン | 東京大学 |
| 山下 奈穂 | 東京大学 |
サブテーマ4(2)
地方公共団体の気候変動適応計画とそれに基づく具体施策の評価
村山 顕人
Akito Murayama
サブテーマリーダー
東京大学/大学院工学系研究科
現状分析や将来予測を行い、多様な主体の意向や活動を理解しながら、都市の空間形成にかかわる計画を立案するプランニングの研究・実践に取り組んできた。本プロジェクトでは、地方公共団体の気候変動適応計画とそれに基づく具体施策の評価を行い、主に気候変動対策の都市空間への実装に取り組む。専門は都市計画・まちづくり。
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 村山 顕人 | 東京大学 |
| 杉山 範子 | 東海学園大学 |
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 徐 非凡 | 名古屋大学 |
| 1名雇用予定 |
サブテーマ4(3)
国レベルの法制度・政策の整理と提案
釼持 麻衣
Mai Kemmochi
サブテーマリーダー
関東学院大学/法学部
気候変動への適応を進めるための法政策のあり方や適応策を進めるうえで生じうる課題について、法学の観点から研究している。本プロジェクトでは、気候変動適応に関わる法制度の分野横断的な整理を踏まえて、政策提言を行うことなどを目指す。専門は、環境法学、行政法学。
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 釼持 麻衣 | 関東学院大学 |
| 鈴木 詩衣菜 | 聖学院大学 |
| 山本 紗知 | 大阪大学 |
【テーマ5】気候変動に伴う健康影響に関するデータ収集・データドリブンな解析
横堀 將司
Shoji Yokobori
テーマリーダー/サブテーマリーダー
日本医科大学/大学院医学研究科
救急医学を専攻しつつ、低体温症や熱中症等、環境障害について臨床・基礎研究を進めてきた。本テーマでは、従来、迅速性の高い情報収集が難しかった熱中症の発症を、スマートフォンアプリを用いて認識し、悉皆性・即時性の高いデータを収集することを主題としている。さらにはGISデータを用い、熱中症発症の地理的要因をリアルワールドデータから紐解くことで、熱中症被害者の半減を目指す。専門は、救急医学、脳神経外科学、外傷学、集中治療医学。
サブテーマ5(1)
熱中症アプリの開発と環境リスクデータの分析
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 横堀 將司 | 日本医科大学 |
| 岡 和孝 | 国立環境研究所 |
| 坂本 和嘉子 | 日本医科大学 |
| 久保 達彦 | 広島大学 |
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 三宅 康史 | 日本医科大学 |
| 坂野 哲平 | アルム |
| 岡田 遥平 | 京都大学 |
| 登内 道彦 | 気象業務支援センター |
サブテーマ5(2)
熱中症弱者(要配慮者)を対象とした環境リスク評価
神田 潤
Jun Kanda
サブテーマリーダー
日本医科大学/大学院医学研究科
日本救急医学会「熱中症及び低体温症に関する委員会」において、熱中症の予防と治療法に関する研究を推進し、「熱中症診療ガイドライン2024」や「新型コロナウイルス感染症流行下における熱中症診療の手引き(初版・改訂版)」を取りまとめた。プロ野球やJリーグなどのエリートスポーツから、高齢者施設や少年スポーツなどの熱中症弱者(要配慮者)まで、幅広い対象に対する熱中症対策に携わっている。熱中症予防にはウェアラブルデバイスやアプリケーションの開発が有効であると考え、「アラームへの反応から意識障害の程度を判定する熱中症予防システム」(特許第7742132号)を発明した。近年は、気候変動に伴う暑熱リスクの増大を背景に、個人レベルでの生理的モニタリングと社会実装の融合を目指した研究を推進している。
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 神田 潤 | 日本医科大学 |
| 林 紀乃 | 日本大学 |
| 緒方 徹 | 東京大学 |
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 上田 佳代 | 北海道大学 |
| 鈴木 健介 | 日本体育大学 |
サブテーマ5(3)
領域横断的・学際的熱中症環境リスク評価
島崎 淳也
Junya Shimazaki
サブテーマリーダー
関西医科大学/医学部
重症熱中症の病態解明と重症度・予後予測、治療方法の開発を臨床研究、基礎研究の両面から進めてきた。現在は主に労作性熱中症の発生メカニズム解明、科学的根拠のある予防策策定に取り組んでいる。専門は救急集中治療医学、外傷外科。
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 島崎 淳也 | 関西医科大学 |
| 上野 哲 | 東洋大学 |
| 氏名 | 所属機関 |
|---|---|
| 細川 由梨 | 早稲田大学 |
| 橋爪 真弘 | 東京大学 |