気候変動適応情報プラットフォーム(A-PLAT)について
「気候変動適応情報プラットフォーム(以下「A-PLAT」という)」は、気候変動による悪影響をできるだけ抑制・回避し、また正の影響を活用した社会構築を目指す施策(気候変動適応策、以下「適応策」という)を進めるために参考となる情報を、分かりやすく発信するための情報基盤です。
気候変動による影響は既に各地で観測されており、この先ますます大きくなると予想されています。進行する気候変動がもたらす被害を可能な限り小さくするためには、原因となる温室効果ガスの排出を減らす「緩和策」とあわせて、気候変動の影響に対応した社会を構築する「適応策」が重要です。2015年に締結されたパリ協定(https://www.mofa.go.jp/mofaj/ila/et/page24_000810.html(外務省ウェブサイトより))では、世界の平均気温上昇を産業革命前と比べて2℃より十分低く保つ(第2条)とともに、気候変動への適応に関する能力向上ならびに適応に関する世界目標を定める(第7条)ことがうたわれています。
A-PLATは、利用者が適応策を検討するための活動支援を目的として、平成28年8月に立ち上げられました。平成30年12月に施行された気候変動適応法(平成30年法律第50号)において、国立環境研究所は気候変動影響及び気候変動適応に関する情報の収集・整理・分析・提供や、地方公共団体や地域気候変動適応センターにおける気候変動適応に関する取組に対する技術的助言などを行う役割を担うことが定められました。これを受け、国立環境研究所気候変動適応センターは、A-PLATを通じて気候変動影響や適応策に関する科学的知見や適応に向けた様々な取り組みなどの情報を発信し、新たに法に定められた役割を果たしています。
気候変動適応法の施行により、地方公共団体、事業者、個人などさまざまな主体の適応策が大きく進められることとなりました。国立環境研究所気候変動適応センターは、利用者の方々がそれぞれの状況にあった適応策に取り組めるよう、関連省庁や各種機関と連携してA-PLATの充実・強化を図り、変化する気候に私たちの生活をうまく適応させていくために役立つ情報を発信していきます。
パンフレット
気候変動の影響への「適応」を、分かりやすく説明したパンフレットなどをご用意しました。啓発活動や教育の現場などでぜひご活用ください。
イラスト素材
「気候変動」「適応」に関するイラストをご用意しました。適応の啓発目的でご利用ください。
よくあるご質問
これまでに寄せられた質問への回答等を掲載しています。
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気候変動適応情報プラットフォームのロゴマークは、気候変動の影響が生じているまたは生じる可能性がある主要7分野である「農業・林業・水産業」、「水環境・水資源」、「自然生態系」、「自然災害・沿岸域」、「健康」、「産業・経済活動」、「 国民生活・都市生活」と、気候変動の影響に適応することによってもたらされる希望ある未来の社会などをイメージしています。