「気候変動適応情報プラットフォーム(A-PLAT)」は、気候変動による悪影響をできるだけ抑制・回避し、また正の影響を活用した社会構築を目指す施策(気候変動適応策、以下「適応策」という)を進めるために参考となる情報を、分かりやすく発信するための情報基盤です。

第1回 気候変動適応プラットフォーム国際会合を東京で開催

開催日 2018年12月3日
開催地 東京

国立環境研究所では、気候変動適応情報プラットフォーム“A-PLAT”を運営しています。気候が及ぼす影響は幅広く、また地域ごとに必要な情報が異なることから、適応策の検討に必要な情報を一元的に発信することを目的としています。こうした取り組みは10年前に英国から始まり、今では様々な形態のプラットフォームが世界で運用されています。国環研では12月の気候変動適応法の施行にあわせて、A-PLATのさらなる強化、さらにはアジア太平洋域での適応推進を目的に開設予定のAP-PLATへの助言などを目的として、世界でも先進的なプラットフォームを運営する専門家を招き、プラットフォーム専門家会合を開催しました。

会合では各国のプラットフォームの概要とそこから配信する情報とその収集方法、更により効果的な伝達方法などについて、活発な議論を交わしました。本会合には、これからプラットフォームを構築しようとするインドネシアおよびタイも参加し、進捗状況について報告がありました。

当初は2~3機関で開催を予定していた本会合ですが、先進的な取組として海外でも大きな反響を呼び、最終的には14機関が集まりました。第1回となる本会合は、専門家同士の今後さらなる連携と次年度の開催を確認して終了しました。

プラットフォーム専門家会合
(2018年12月10日掲載)