ハブ構築技術指導研修開催
開催日 | 2018年12月6日 |
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開催地 | 東京 |
12月6日(木)にハブ構築技術指導研修を開催しました。国立環境研究所(NIES)は、気候変動適応情報プラットフォーム (A-PLAT)及びアジア太平洋気候変動適応情報プラットフォーム(AP-PLAT)の開発経験に基づき、タイ及びインドネシアにおける適応情報プラットフォーム構築を支援するために今回の研修を開催しました。
タイ及びインドネシアでは気候変動適応策を推進するため、適応情報プラットフォームを構築する計画が進められています。今回はタイのEnvironment Research and Training Center (ERTC)、Office of Natural resources and Environmental Policy and planning (ONEP)より計4名、インドネシアの国家開発計画庁(BAPPENAS)、National Action Plan on Climate Change Adaptation (RAN-API)より計2名、NIES、環境省他、合計16名の参加者で開催しました。
タイ及びインドネシアから、それぞれの国における適応政策の状況や適応情報プラットフォームの開発状況、及び今後の計画について発表頂きました。タイからはERTCがフォーカルポイントとなり進められているプラットフォーム構築状況や、デモ版の紹介がありました。インドネシアからはRAN-APIのプラットフォーム案の紹介があり、適応情報プラットフォーム構築の必要性が強調されました。
NIESからはA-PLAT及びAP-PLATのコンテンツや収集方法などの紹介を行いました。また、予め適応情報プラットフォーム構築に関する質問事項の提出をタイ及びインドネシアに依頼の上、その内容についてNIESよりフィードバックを行うとともに、質疑応答を実施しました。高い関心が寄せられていたWebGISについても、別枠で説明する時間を設け、その後の質疑応答でも活発な質問が出ました。今回の研修の成果を生かし、タイ及びインドネシアでのプラットフォーム構築の促進が期待されます。
今年度中にNIESからタイ、インドネシアを訪問して現地で研修を実施する予定をしています。今回の研修で得られた成果や問題点を基に、さらに充実した研修になるよう努めていきます。