環境学習ハンドブック「適応策」

掲載日 2024年6月10日
分野普及啓発
地域名関東(静岡県)

気候変動による影響

近年、気候変動による異常気象(大型台風や猛暑日の増加等)が頻発しています。そのため、自然や人間社会の在り方を調整し、気候変動による被害を最小限にする「適応策」が注目されています。

取り組み

静岡市では、「適応策」への理解を深めると同時に、気候変動による影響から自分自身の命や生活を守るための「適応策」を実践するきっかけとなるように、子どもから大人まで「適応策」を詳しく学べるハンドブックを作成しました(図1、図2)。ハンドブックは、分かりやすいマンガ形式で記載されており、「適応策」とは何か、地球温暖化が進むとどうなるのか、私たちにできることは何か、などについて紹介しています。

静岡市ではこのハンドブックを2021年1月から静岡市役所で、2月3日からはインターネット上で配布しています。さらに、授業や家庭での学習に活用できるよう、2021年度4~5月頃に、市内の新小学6年生全員へ配布しました。

効果/期待される効果等

ハンドブックによって、三保松原における松の木の保全等、静岡市で既に実施されている身近な「適応策」を知ることを可能とし、環境学習への積極性が育つことが期待されます。

また、静岡市では、「適応策」以外にも、市内の豊かな自然環境や、近年話題となっている環境問題(地球温暖化、海洋プラスチックごみ)などをテーマに、2024年3月までに24テーマのハンドブックを作成しており、今後も毎年1テーマずつハンドブックを作成していく予定です。

環境学習ハンドブック「今日から始める『適応策』」の表紙
図1 環境学習ハンドブック「今日から始める『適応策』」の表紙
(出典:静岡市「地球温暖化の影響に備えよう!今日から始める『適応策』)
環境学習ハンドブック「今日から始める『適応策』」の一部
図2 環境学習ハンドブック「今日から始める『適応策』」の一部
(出典:静岡市「地球温暖化の影響に備えよう!今日から始める『適応策』)
出典・関連情報

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