「気候変動適応情報プラットフォーム(A-PLAT)」は、気候変動による悪影響をできるだけ抑制・回避し、また正の影響を活用した社会構築を目指す施策(気候変動適応策、以下「適応策」という)を進めるために参考となる情報を、分かりやすく発信するための情報基盤です。

将来の水位の変化に対応できる施設の設計

掲載日 2018年7月25日
分野 自然災害・沿岸域
地域名 全国

取り組み

気候変動の影響に伴う海面水位の上昇等の外力の増大が生じた場合、河川管理施設の機能や安全性に影響を及ぼすことが懸念されます。そこで、国土交通省では、将来の海面水位の上昇等に対して、例えば水門や樋門等についてはできるだけ容易に改造ができるような構造とすることや、改造が困難な門柱や基礎等へは、設計時にあらかじめ考慮すること等、手戻りなく河川管理施設の整備を進めるための設計上の考え方や具体的な対策についての取組を推進することとしています。

手戻りなく河川管理施設の整備を進めるための設計上の考え方
(出典:水災害分野における気候変動適応策のあり方について(答申参考資料))
出典・関連情報
国土交通省「水災害分野における気候変動適応策のあり方について(答申参考資料)」
http://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/shaseishin/kasenbunkakai/shouiinkai/kikouhendou/pdf/1508_03_toshinsankou.pdf
環境省「STOP THE 温暖化 2017」
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/knowledge/Stop2017.pdf