【用語解説】気候モデル
気候モデルとは
- 大気や海洋などの中で起こる現象を物理法則に従って定式化し、計算機(コンピュータ)によって擬似的な地球を再現しようとする計算プログラムです。
- 気候モデルの計算は膨大な量であるため、計算にはスーパーコンピュータ(地球シミュレータ等)を使います。
- 気候モデルには、全球モデル(GCM: Global Climate Model)や領域モデル(RCM: Regional Climate Model)などがあります。
図 全球モデルのイメージ
地球全体の気候をシミュレーションするモデル
地球全体の気候をシミュレーションするモデル
- 水平解像度は100km程度。
- 地球全体についての表面~上空までを、箱状に区切り、それぞれの箱の中の気温や水蒸気量、風、降水量などを予測。
- 出典
- 気象研究所HP
図 領域モデルのイメージ
日本付近など領域を区切って気候をシミュレーションするモデル
日本付近など領域を区切って気候をシミュレーションするモデル
- 水平解像度は数km~数十km程度。
- 領域内で表面~上空までを、箱状に区切り、それぞれの箱の中の気温や水蒸気量、風、降水量などを予測
- GCMよりも細かな現象や複雑な地形の効果等をシミュレートできる。
- 出典
- d4PDF HP