天候デリバティブ・台風デリバティブ

東京海上日動火災保険株式会社

業種:
掲載日 2016年12月2日
適応分野 産業・経済活動

会社概要

東京海上日動火災保険株式会社ロゴ

東京海上日動火災保険株式会社は、国内損害保険事業をはじめ、国内生命保険事業、海外保険事業、金融・一般事業を幅広く展開している。

適応に関する取り組み

異常気象等をリスクヘッジする天候デリバティブ及び台風デリバティブを提供している。

天候デリバティブ

  • 契約時に所定のプレミアム(契約料)を支払い、測定された対象指標(気温、降水量、降雪量などの気象に関する指標)が、契約時に約定した条件に合致する場合に、一定の決済金が支払われる。
  • 以下のような企業に適した金融商品である。
    • 小売業・飲食業など客足が大切な来店型の企業や、ゴルフ場・テーマパークなど屋外での営業を行う企業、エネルギー・アパレルなど気象変動の影響を受けやすい企業
    • 商品・サービスに季節性があり、商品・サービスの種類が限られているプール、エアコン販売、アイスクリーム卸、清涼飲料製造、スキー場、冬用タイヤ販売、暖房器具販売、防寒衣料製造などの企業や、お中元・お歳暮など「かきいれ時」が特定の時期に限られている商品・サービスを扱う企業
    • 特定の地域の気象変動の影響を強く受ける、商圏が限られている企業
    • 気象変動の影響を受けやすい原材料を扱う企業や、農産物の作柄の影響を受ける企業、畜産業などの気象変動のリスクにさらされている企業
    • 運輸・物流関連、屋外工事関連の荒天などの気象変動のリスクを負っている企業
2005年度、観測期間中の降水日数が12日の場合

台風デリバティブ

  • 契約時に所定のプレミアム(契約料)を支払い、観測期間中に対象地域に来襲した台風の個数が、契約時に定めた一定数を超えた場合に、所定の決済金が支払われる。
  • 「台風が接近すると来客が減って、収益が減少してしまうことが心配だ。」、「台風が接近すると防災費用などのコストが増加して困る。」といった法人のお客様のリスクヘッジニーズに応える金融商品であり、台風の影響を受けやすい法人の台風リスクの回避に役立つ。
2011年度、台風の通過個数が4個の場合

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