気候変動適応情報プラットフォーム(A-PLAT)
パソコンの検索マーク
携帯の検索マーク

三井化学産資株式会社

業種:製造業

サンドパックによる浜崖後退抑止工

掲載日 2020年1月27日
適応分野 自然災害・沿岸域

会社概要

三井化学産資株式会社ロゴ

三井化学産資は、くらしを支えるインフラ・土木建築事業に優れた工法・システム・サービスを提供し、これらのために安定かつ高性能の産業資材を開発・生産・販売する企業である。

気候変動による影響

今後、気候変動により海面が上昇する可能性が予測されている。海面上昇は、砂浜の消失や、砂丘の侵食等を引き起こす。

適応に関する取り組み

浜崖後退抑止工とは、最小限の高さのサンドパック(砂袋詰め工)とその背後に行う養浜(ようひん:人工的に砂浜に砂を供給すること)盛土と一体となって、砂丘が崖状に侵食する浜崖(はまがけ)の後退を防止又は抑制する工法である。本工法により浜崖背後の砂丘を保全できる。

三井化学産資のサンドパック「ジオチューブDS」は、高強度織布を基布として縫製加工したチューブ状の袋材と、袋材を波浪による摩耗や紫外線等から守る外側シートの二重構造を有している(図1)。外側シートは、織布と不織布の複合品であり、不織布内に砂が混入することで保護層を形成し、基布の摩耗を抑制する。更に、不織布を現地の砂色に近い色とすることで景観性の向上も期待している。

サンドパックは、現地の海浜材料や養浜材を中詰め材として用いるため、コンクリート護岸に比較して迅速に施工することが可能である(図2)。また、浜崖後退抑止工のサンドパックは平常時に砂をかぶり、砂浜になじむことにより景観を保全することができる(図3)。

図1 サンドパック「ジオチューブDS」の二重構造のシート
図2 サンドパック「ジオチューブDS」を設置している様子
図3 サンドパック「ジオチューブDS」設置後の様子

効果/期待される効果等

サンドパックとその背後に行う養浜とが一体となる浜崖後退抑止工は、砂丘が崖状に侵食する浜崖の後退を防止又は抑制する。本工法により浜崖背後の砂丘を保全でき、砂丘が有する防護機能や塩害・飛砂の抑制機能に寄与する。

ページトップへ