地球温暖化に対する人と建物のための適応支援

株式会社相互企画(遮熱工房)

業種:建設業、不動産業、物品賃貸業
掲載日 2021年12月9日
適応分野 健康 / 産業・経済活動

会社概要

株式会社相互企画(遮熱工房)

株式会社相互企画は、那須塩原・大田原・那須の不動産土地の売買、平屋建・2階建注文住宅、分譲地を扱っており、より良い家やより快適な住まいのご提供、品質の向上、コストダウン、快適性の向上など、決して慢心することなく、飽くなき探求心と向上心を持って、顧客満足度の高い事業に取り組んでいる。

気候変動による影響

地球温暖化により気温が上昇するなか、屋根裏は非常に高温となるため、作業をする職人(大工、電気関連等)に対する熱中症リスクの増大が危惧される。また、建物内における気温上昇は、高温に脆弱な高齢者や乳幼児に対する熱中症リスクの増大も危惧される。地球温暖化に対して人と建物がどのように適応していくかが課題となっている。

適応に関する取り組み

当社では地球温暖化に対する人と建物のための適応支援に取り組んでいる。例えば、地球温暖化への人と建物の適応の必要性と重要性、そして具体的な取組を普及啓発するために、以下に示すような活動に取り組んでいる。

  • 冊子(図1)の独自制作および無料配布
  • セミナー/講演の実施
  • 地域イベントへの出展(図2)
  • 同業者へ遮熱の普及(TEAM REIBO ZERO PROJECT)

また、これまでに建築物の省エネ対策として使用されてきた従来の断熱材(注1)は、断熱材中において熱の伝わる時間が掛かるため、屋内気温が冷める時間も長くなり、高温下ではデメリットとなる。この対策として、当社では、高性能遮熱材(注2)の導入を進めている。この遮熱材の導入により、建物内が暑くなる主要因である太陽赤外線を跳ね返すことで、建物内の気温上昇の抑制が可能となっている。

効果/期待される効果等

人と建物の適応の必要性・重要性に関する普及啓発を進めるとともに、夏期の建物内の高温化を抑制する高性能遮熱材の導入を建物の新築及びリフォーム時において進めている(図3)。このような取り組みを通じて、熱中症リスク抑制に貢献することが期待される。

普及啓発のための宣伝冊子の一例
図1 普及啓発のための宣伝冊子の一例
地域のイベントに出展している様子
図2 地域のイベントに出展している様子
高性能遮熱材施工の様子
図3 高性能遮熱材施工の様子

脚注
(注1)熱伝播遅効型熱吸収材(熱を吸収することで、熱が伝わるのを遅らせるという機能を有する材料)。断熱性能を有するため、蓄熱量を増やして熱の伝わる時間が掛かるため、冷めるまで時間も長くなる。
(注2)建物内が暑くなる主要原因である太陽から降り注ぐ赤外線によって発生する大量の輻射熱のほとんどを撥ね返す機能を有する。輻射熱のほとんどを撥ね返すことで建物内の気温上昇を大幅に抑制することが出来る。冬期には建物外部の冷気と建物内部の暖房熱を双方向に撥ね返すため、省エネにも寄与する。

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