DCエアーサーキュレーター 熱中症警戒機能付 YAR-WED18

株式会社山善

業種:卸売業、小売業 / 製造業
掲載日 2022年5月23日
適応分野 健康

会社概要

株式会社山善ロゴ

1947年創立。工作機械、産業機器、機械工具、自動化ロボットなど、世界のものづくりを支える「生産財」と、快適で便利な住まい・オフィス環境をつくる住宅設備機器や、くらしを豊かに彩る生活用品などの「消費財」を提供する専門商社。生産現場の自動化提案、脱炭素社会へ向けた省エネ事業の推進、生活者のニーズを具現化した商品の開発など、変化する時代に対応したソリューションを様々な分野で提供。売上高4,347億円(2020年度)。

気候変動による影響

近年、地球温暖化などの影響により屋外に限らず室内でも熱中症のリスクが高まっていると言われている。特に、体温調節機能が低下している高齢者やまだ体温調節機能が十分に発達していない小児などは、成人よりも熱中症のリスクが高く注意が必要である。また、熱中症は外気温が高くなるにつれ、室温が想定以上に上昇していることに気付かないまま過ごすことから、住宅等の居住場所でも多く発生している。

適応に関する取り組み

当社では、内蔵する室温センサーと湿度センサーによって暑さ指数(WBGT値) (注1)に基づく熱中症の危険度を判定し、危険度に応じた風量の自動コントロールや音と光による注意喚起を行う「DCエアーサーキュレーター 熱中症警戒機能付 YAR-WED18」を開発し、全国で販売している(図1)。

熱中症の危険度を、暑さ指数の値によって「ほぼ安全」「注意」「警戒」「厳重警戒」「危険」の5段階に分け、「厳重警戒」「危険」レベルになると、風量を自動で強くし室内の空気の循環・攪拌を行う。また、暑さ指数の段階が上がると警告するランプの色が変わるほか、「厳重警戒」「危険」レベルになると、「ピー」といったアラート音で熱中症の危険を知らせる(図2)。

効果/期待される効果等

エアコンと併用することで気が付きにくい室内での熱中症リスクに備え、快適に夏を過ごすことができると期待される。

「DCエアーサーキュレーター 熱中症警戒機能付 YAR-WED18」
図1 「DCエアーサーキュレーター 熱中症警戒機能付 YAR-WED18」
室温・湿度と警戒アラートの段階
図2 室温・湿度と警戒アラートの段階

脚注
(注1)暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい①湿度、②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、③気温の3つを取り入れた指標をいう。(環境省ウェブサイト:https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php)

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