2時間目
適応てきおうをもっと学ぼう!

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世界の影響と適応策

日本以外の国ではどうだろう。世界で起きていることを見てみよう。

世界で起きていること

水不足みずぶそくであったり、伝染病でんせんびょうであったり、その国や地域ちいきによってちがうね。気候変動きこうへんどう影響えいきょうなのかどうか、まだ研究中のものもあるよ。
でも、これらは現実げんじつに起きていることなんだ。みんなはどう思うかな?

クエスチョンマーク

目の前にある問題に向き合うこと、できるだけ被害ひがいふせぐこと、できるだけ多くの人がこまらないように工夫くふうすることは、大切なことではないかな。みんなで考えてみよう。

さて、実際じっさいに世界で行われている「適応策てきおうさく」に少し目を向けてみるよ。たとえば、「水」にかんする「適応策てきおうさく」などでは、日本の技術ぎじゅつが、色々な国で役立っているれいがあるよ。

世界で役立っている日本の適応策の例(水に関する技術)

世界には、きれいな水がなくてこまっている人が世界にはたくさんいるんだ。病気をふせいだり、水くみという大変たいへんな仕事をへらしたりするなど、多くの人の生活をくするために日本の技術ぎじゅつが役に立っているんだね。

この「適応策てきおうさく」はSDGs(持続可能じぞくかのう開発目標かいはつもくひょう)の「目標もくひょう3:すべての人に健康けんこう福祉ふくしを」「目標もくひょう6:安全な水とトイレを世界中に」にも関係かんけいしているよ。「適応策てきおうさく」は、「目標もくひょう13:気候変動きこうへんどう具体的ぐたいてき対策たいさくを」だけでなく、SDGsの他の目標達成もくひょうたっせいにも役立つことが多いんだ。

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他にもこういうれいがあるよ。

世界で役立っている日本の適応策の例(マングローブの植林)

マングローブは、強い風や、高い波から、そこに住む人たちのくらしを守ることができると考えられているんだ。日本政府せいふ協力きょうりょくのもと、マングローブの植林しょくりんのために、現地げんちの人たちに植え方を指導しどうするなど、活躍かつやくしている日本の人たちもいるんだよ。

この「適応策てきおうさく」はSDGsの「目標もくひょう11:住みつづけけられるまちづくりを」「目標もくひょう14:海のゆたかかさを守ろう」「目標もくひょう15:りくゆたかかさも守ろう」にも関係かんけいしているよ。「適応策てきおうさく」は、やはり「目標もくひょう13:気候変動きこうへんどう具体的ぐたいてき対策たいさくを」だけでなく、SDGsの他の目標達成もくひょうたっせいにも役立つことが多いんだ。

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もしかすると、未来の世界では、みんなの中から、色々な国の「適応策てきおうさく」に役立つような仕事をしている人が、出て来るかもしれないね!