すごろく気候変動適応への道 付録

カエルくんとアキツノイケ研究所のウサギ博士

(マス番号 34)

渇水だけど水道水で車を洗った。- 200

ルビ付き

カエルくん

この前は池があふれるほど大雨が降ったのに、このところずっと降らないね。

ウサギ博士

たまった洗濯物が乾いてうれしかったが... 今度はひと雨来てほしくなるね。

カエルくん

池があふれないくらいにちょーーどいい感じで雨が降って、洗濯物がたまらないくらい、ちょーーどいい感じに晴れの日が続けばいいのになあ。

ウサギ博士

これから地球温暖化が進んだら、この辺りではますます雨の降り方が極端になると考えられているんだよ。どっちにしても水には悩まされることになりそうだ。

カエルくん

そう言えばきのうお父さんが、買ったばかりの電気自動車がほこりだらけだからって水道水で洗って、お母さんに叱られてたよ。

ウサギ博士

このところダムの水位が下がっているから取水制限が始まっているんだ。はじめに公園の噴水を止めたり学校のプールに入れるのをやめたりして、みんなの飲み水になる水道水は最後に使える量を減らす様にしているんだよ。だから今は蛇口をひねれば水が出るけど、大事な水をどうしても必要じゃない時にみんながたくさん使ったらすぐに足りなくなっちゃうね。

カエルくん

お庭の蛇口から出てくる水は水道水なんだって。お父さんはこれから雨が降った時にバケツに雨水をためておいて車を洗うって。でも水道水だって同じ水なのに、どう違うの︖

ウサギ博士

水道水も、もとは雨水が川や湖やダムに集まったものなんだ。でもそのままでは細かい泥や小さな生き物がいるから、浄水場できれいに濾して消毒して安全においしく飲めるようにしているんだよ。

カエルくん

水道水はみんなのために一生懸命作ったものなんだね。ケロケロ︕

ウサギ博士

あっ。カエルくん︕もしかしてもうすぐ雨が降るの︖︕

ページトップへ