高温耐性水稲品種「彩のきずな」の開発

掲載日 2018年10月1日
分野 農業・林業・水産業
地域名 関東(埼玉県)

取り組み

平成22年には埼玉県の主要水稲品種「彩のかがやき」をはじめ、複数の品種で高温障害である白未熟粒といわれる白く濁ったコメが多発しました。埼玉県が開発した「彩のきずな」は、平成15年に埼玉県農林総合研究センター(現 農業技術研究センター)で交配を行い、9年の歳月をかけて育成し、平成26年に品種登録されました。病害虫に強く、白未熟粒の発生も少ないコメです。また、一般財団法人日本穀物検定協会が実施する「平成29年産米の食味ランキング」において、埼玉県東部「彩のきずな」は、最高ランクである「特A」評価を獲得しました。

高温による被害を受けた玄米 (左)彩のきずな (右)コシヒカリ
図1 高温による被害を受けた玄米 (左)彩のきずな (右)コシヒカリ
(出典:彩のきずなウェブサイト「お米の開発物語」)
平成24年度(高温年)の玄米品質
図2 平成24年度(高温年)の玄米品質
(出典:埼玉県農林総合研究センター水田農業研究所「認定品種候補水稲うるち「彩のきずな」の品種特性」)
出典・関連情報

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