ベリー種改良のためのGoodBerryプロジェクト

掲載日 2019年1月16日
分野 農業・林業・水産業
地域名 海外(ヨーロッパ・EU)

気候変動による影響

イチゴやラズベリー、カシスといったベリー種は、気候変動の影響により苗木が虚弱化し、生産性が低下します。一方で、消費量は増加しているため、生産量も増やしていく必要があります。

取り組み

GoodBerryプロジェクトは、EUの資金が入り、4年間の事業として2016年に立ち上げられました。このプロジェクトは、生産性と品質の高いベリー種開発に関する知識提供のための事業であり(図)、具体的には、①EUにおけるベリー種生産性と栄養価のバランスの良い遺伝資源の特定、②ヨーロッパの多様な環境下において、高い生産性を維持できる革新的生産プロセスと品種改良戦略の模索、③次善の栽培環境におけるベリー種の生産や品質を評価するための標準化された分析ツールの開発を目的としています。

効果/期待される効果等

このプロジェクトにより、最新の品種改良戦略が実施されることが期待されています。そして、EU内のベリー種生産者がこの生産システムを採用し、ヨーロッパのベリー種生産の競争力が向上されることが期待されています。

図 GoodBerryのコンセプト
図 GoodBerryのコンセプト
(出典:GoodBerry「GoodBerry」)
出典・関連情報

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