検疫所(港や飛行場)では、検疫感染症等を媒介する蚊の生息調査・侵入監視・病原体検査等の実施、並びにその結果に基づく侵入・定着防止対策が実施され、毎年ベクターサーベイランスデータ報告書が出されている(厚生労働省 健康・生活衛生局 感染症対策部 企画・検疫課2025)。
蚊の発生が多く、かつ人口密度が高く人の利用が多い所(公園、住宅街等)をリスク地点として選定し、対策等を行う。その際、土木関連部局(公園管理者等)や保健関連部局(感染症対応)等が連携し、横断的な情報収集(蚊に関する住民からの相談等)が出来ると発生時の初動も早くなり好ましい。
例1)発生源対策
水中に生息する幼虫の退治が最も有効。幼虫対策として、物理的駆除(水がたまる古タイヤやビニールシート等不要物の片付け)を行う。また適宜成虫対策として下草刈りや木々の剪定により風通しをよくし、日光が当たるようにする。
例2)幼虫調査
成虫が羽化する5月中旬から成虫の活動性がなくなる10月下旬まで、調査(雨水マス調査で確認された場合水を抜く等)を実施する。
地方公共団体は、平時から殺虫剤の備蓄や散布機の整備について考慮(厚生労働省2021)し、国内感染発生に備える。
