日本災害食認証制度

関連適応分野 自然災害・沿岸域
運営母体 一般社団法人日本災害食学会
主な対象 食品(サプリメント等含む)

認証マーク

気候変動適応との関連

本制度は、災害時における安全な食料確保を促進するものであり、気候変動による河川の氾濫等の水災害の頻発化・強度の増加等に対して、生活基盤の維持を通じた気候変動適応策としての役割を果たす。

制度概要

2015年1月に「日本災害食 認証基準」が制定され認証制度の運用が開始。主として日本国内で販売されている加工食品を対象に、「日本災害食」の認証を行い、認証ロゴマークの使用を許可し認証番号を付与。

災害時に役立つこと、及び日常でも積極的に利用可能な加工食品について、日本災害食学会が示す日本災害食認証基準を満たしていることを同学会が認めた食品として日本災害食の呼称を共有する認証制度。災害食として使用に耐える食品の内、メーカーが学会に申請し、その内容の確認が学会によってなされた食品が日本災害食の呼称を得ている。

インセンティブ・メリット

認証を受けた食品のパッケージや外装に「日本災害食」の認証ロゴタイプを表示することができ、日本災害食認証番号を表示することができる。
認証食品は、自治体や企業等が災害用食品を導入する際に、安全安心な食品の目安や要件として利用されやすい。

評価の要素(※3)より作成

日本災害食として認証を受けるために、以下の要求を満足すること。

食品の範囲
  • (1) 日本人の食生活において馴染みがあり、かつ災害時に有用な食品(サプリメント等 を含む)であること。
  • (2) 下記のいずれかの条件で喫食できること。
    •  ① そのまま喫食できる
    •  ② 温めれば喫食できる(発熱剤が付いている)
    •  ③ 注水すれば喫食できる
    •  ④ 注湯すれば喫食できる
    •  ⑤ 温めれば喫食できる(熱源が必要である)
開発・製造・供給の体制 日本災害食の開発・製造・継続的な供給を行うために十分な体制を有すること。
設備の設置場所 製造は固定場所で行うこと。但し、国内・国外を問わない。
有すべき設備 日本災害食の製造及び検査に必要な設備を有すること。
衛生管理体制 次のいずれかの基準を満たす施設にて製造を行うこと。
  • (1) ISO22000、FSSC22000 等の国際規格の認証を取得している施設。
  • (2) JAS 認定工場
  • (3) 上記(1)から(2)には該当しないが、HACCPに沿った衛生管理計画を有し、自治体等の認証を受けているか、管轄の保健所による検査などで衛生管理に問題ないことが明確である施設。
食品に対する要求 【品質】
  • (1) 常温で輸送、保管、販売できる製品であること。
  • (2) 1年以上の販売実績があること。
【保存性】
  • (1) 常温で6か月以上の賞味期間があること。
  • (2) 以下のいずれかの方法で、賞味期間を保証すること。
    • a. 実賞味期間を保証できる保存試験を実施。実施機関は(3)に規定する機関または品質保証体制が確立されている自社の試験部門とする。
    • b. 加速試験など、期間を短縮して保存試験を実施する場合は、加速率の根拠を示すこと。
    • c. 賞味期間を科学的または合理的に説明できる場合は、保存期間の短縮又は保存試験の一部(又は全部)を省略することができる。
  • (3) 保存試験等において、検査を実施する機関は、以下のいずれかの基準を満足すること。
    • a. 食品衛生法に基づく登録検査機関であること。
    • b. 健康増進法に基づく登録試験機関であること。
    • c. JAB(公益財団法人日本適合性認定協会)から(ISO/IEC 17025 試験及び校正を行う試験所の能力に関する一般要求事項)に基づき試験所認定を受けた機関であること。
【保管・輸送性】
  • (1) 常温での保管・輸送が可能であること。
  • (2) 過酷な環境下での保管を可能とする場合は、根拠を提示すること。
【容器包装】
  • (1) 強靭な包装容器を用いること。
  • (2) 外装は、輸送・保管上の強度を有すること。

申請方法

  • ① 申請担当者がメールで認証事務局へ申込み(申請する製品名・数)
  • ② 事務局から審査予定の確認等担当者へ返信
  • ③ 申請書類・資料をメール等で事務局へ送付
  • ④ 事務局から審査料請求
  • ⑤ 商品サンプル送付
  • ⑥ 審査会議開催
  • ⑦ 応答通知(審査結果通知)

費用/取得後の有効期間

費用 新規申請時(いずれも税別)
  • 審査料:1品目 5万円、同一設備の生産品追加 1品目につき 1万円
  • 登録料:1品目 5万円、同一設備の生産品追加 1品目につき 1万円
変更申請時(税別)
  • 審査料:1品目 5,000円
更新時(いずれも税別)
  • 登録料:1品目 5万円、同一設備の生産品追加 1品目につき 1万円
    ※ただし、日本災害食学会の法人会員は無料
  • 認証通知書を希望する場合:手数料 1,000円
取得後の有効期間 5年間

問い合わせ

ホームページ内の認証事務局の宛先アドレス

出典・関連情報
(2026年3月6日掲載)