暑熱4大リスク対応の新機能ウェア
株式会社ワークマン
業種:卸売業、小売業
| 掲載日 | 2025年8月22日 |
|---|---|
| 適応分野 | 健康 / 産業・経済活動 / 国民生活・都市生活 |
会社概要

株式会社ワークマンは、作業服・関連用品およびアウトドア・スポーツウェアなどの製品を開発し、販売する専門店チェーンを全国に展開している。
気候変動による影響
近年の気候変動により夏季の気温上昇が顕著となり、熱中症による健康被害が深刻化している。令和6年における職場での熱中症による死傷者(死亡・休業4日以上)は、1,257人(前年比151人・約14%増)であり、全体の約4割が建設業と製造業で発生している(注1)。
適応に関する取り組み
当社は、「WORKMAN酷暑対策新製品発表会2025(注2)」において“熱中症4大リスク”である「気温・湿度・輻射熱・風」に対応可能な世界初の(注3、図1)暑熱軽減ウェア「XShelter」シリーズを公開した(注4)。
XShelterには、2種類の異なる機能糸を用いて、生地の表面と裏面に異なる機能性を持たせた特殊生地構造を採用している。これにより、肌側から表層へ水分を素早く吸収させ、肌面はベタつきを抑え快適な着用感を実現している。さらに極めて高い水分の拡散性を有することで、超速乾性を発揮し、乾く時の気化冷却効果により生地の温度を低下させる。そして、発汗時には、冷却性が持続し、平常時にはサラサラとした着心地を保つことが可能である(図2)。
加えて、紫外線に反応するUVチェッカー機能を搭載しており、輻射熱に関連するリスクの紫外線を視覚的に検知できる。具体的には、ファスナーや引手、ロゴマークの色が紫外線量に応じて変化する仕様となっている(図3)。
効果/期待される効果等
冷却・速乾・快適性に優れた生地構造を持つXShelterの着用により、暑熱リスクの軽減が期待される。



脚注
(注1) 出典:厚生労働省「令和6年「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(確定値)を公表します(令和7年5月30日)」
(注2) マスメディア、インフルエンサーを対象に2025年4月8日に開催した。
(注3) 「世界初」とは“暑熱軽減に対応できる機能(気化冷却、透湿度、肌離れ度など)を最多14種類搭載している世界で唯一の素材”として、株式会社未来トレンド研究機構による市場調査(2025年1月14日現在)に基づくものである。
市場調査テーマ:「暑熱軽減に対応できる機能(気化冷却、透湿度、肌離れ度など)を最多14種類搭載している素材」に関する市場調査
(注4) 本製品は、社内組織の「ワークマン快適ワーク研究所」が「日本赤十字看護大学附属災害救護研究所」と共同で開発した。
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