レジリエントなサプライチェーンを実現する「Resilire(レジリア)」

株式会社Resilire

業種:情報通信業

掲載日 2025年11月12日
適応分野 産業・経済活動

会社概要

株式会社Resilireは、グローバルにまたがる多階層の上流サプライヤーを可視化し レジリエントなサプライチェーンを実現するサプライチェーンリスク管理クラウド「レジリア」の企画・開発・運営・販売を行っている。

気候変動による影響

気候変動に伴う風水害などの気象災害は、建物の損傷、停電、操業停止といった直接的な被害をもたらすだけでなく、サプライチェーンや物流の寸断を引き起こし、間接的にも事業活動に深刻な影響を及ぼす。

特に災害発生時には、サプライチェーン全体の状況把握に時間を要するケースがあり、初動対応の遅れによって事業機会の損失や復旧の長期化といったリスクが高まる可能性がある。

適応に関する取り組み

当社では、サプライチェーン全体のデータ連携基盤を構築し、安定したモノづくりを実現するサービス「Resilire(レジリア)」を提供している。

レジリアがもつ機能のポイントは以下の3点である。

① 2次サプライヤー以降のデータを可視化・一元管理(図1)
  • サプライヤーを招待し、直接上流サプライヤーの情報入力を依頼することが可能である。厳格な権限管理により機密データを保護し、データの陳腐化を防止できる。
  • サプライヤーの取り扱い品目や拠点情報をインポートすることで、サプライチェーンのデータベース基盤を構築できる。
  • 購入品目単位やサプライヤー単位で多階層のサプライチェーンをツリー構造で可視化できる。最終製品までのつながりを見える化することで、直感的な分析が可能となる。
② サプライチェーン寸断リスクをグローバルで検知(図2)
  • グローバルにおけるサプライチェーンリスクを収集し、リアルタイムで地図上に可視化することが可能である。
  • 影響を受ける拠点を地図上で即座に特定でき、サプライチェーン全体のつながりを通じて最終製品までの影響を把握しやすくなる。これにより、初動対応のスピードが飛躍的に向上する。
  • 地震や水害などの自然災害に加え、停電などのインフラ障害、火災・工場爆発などの事故、さらに紛争・テロ・経済制裁・疫病といった地政学リスクまで、幅広いリスクイベントをマップ上にレベル別で可視化できる。また、南海トラフ地震の影響予測や、サプライチェーン上の企業の信用調査といった、未来に起こりうるリスクの分析にも活用できる。
③ リスク発生時に影響範囲を素早く把握し、自動で対応
  • リスクが発生した際には、自動で通知が届き、影響範囲を即座に把握することが可能である。影響が及ぶ可能性のあるサプライヤーには、自動で稼働状況の確認メールが送信される。
  • 稼働状況はログイン不要で簡単に入力・送信できるため、サプライヤーの負担を軽減しつつ、高い返信率で正確な状況把握が可能である。

また当社は、サプライヤーへのCSR調達や人権デューデリジェンスなどのアンケート調査をレジリア上で作成・収集・分析を可能とする「Resilire SAQ(注)」の提供を開始し、サプライヤー調査の一元化・標準化にとどまらず、サプライチェーンデータと接続することでリスクアセスメントの高度化および戦略的なソーシングの支援を目指している。

効果/期待される効果等

レジリアは、サプライヤーデータの維持管理とリスク分析を可能とするため、地震や水害などの自然災害などの潜在的なリスクを事前に評価し、平時からの対策の立案とアクションを可能とする。また、有事の際には、グローバルで発生した調達寸断リスクに対して正確で迅速な対応が可能となるため、安定供給体制の構築と競争力強化が期待される。

サプライチェーンのツリー構造による可視化イメージ
図1 サプライチェーンのツリー構造による可視化イメージ
グローバルマップ上で、発生したリスクの確認イメージ
図2 グローバルマップ上で、発生したリスクの確認イメージ

脚注
(注)SAQとは、Self-Assessment‐Questionnaireの略称で自己評価アンケートのこと。

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