アーバネット防災プログラムによる災害対策

株式会社アーバネットコーポレーション

業種:不動産業、物品賃貸業

掲載日 2025年12月9日
適応分野 自然災害・沿岸域 /  国民生活・都市生活

会社概要

株式会社アーバネットコーポレーションは、投資用ワンルームマンションの開発・1棟販売をはじめとした不動産開発販売、ホテル事業、設計・デザイン監修・施工管理等の業務受託、第二種金融商品取引業を展開するマンションデベロッパーである。

気候変動による影響

近年、地球規模で進行する気候変動は、私たちの生活環境に甚大な影響を及ぼしている。特に日本においては、台風の大型化や豪雨の頻発化が顕著となり、これまでの防災対策では対応しきれない事態が多発している。観測史上初めて首都圏を直撃した2019年の台風第15号・第19号の激甚災害では、マンション住民も窓ガラスの破損や浸水、停電等の被害を受けている。

適応に関する取り組み

アーバネットグループは、「アーバネット防災プログラム(台風対策)」を2020年1月に策定し、当社開発の投資用ワンルームマンションにおいて、強風対策、豪雨対策、停電対策の3点を強化している。

【強風対策】

●避難隔壁板 及び 隔枠の強化(図1)
地上 20mを超えた部分(8 階以上)について、台風による強風で破損しないよう避難隔壁板の上部及び隔枠は、従来の仕様より強化し、隔壁板の下部は、非常用の脱出口のため、容易に破れる強度にとどめている。

●サッシの耐風圧性能の強化(図2)
東京は基準風速 34m/s だが、鹿児島・銚子・高知の基準風速38m/sに耐えられるサッシに仕様をアップした。

●ガラス及び網戸の飛散・脱落対策(図2)
<ガラス>
下階にガラスが落ちる可能性がある場合、防火設備で飛散防止フィルム貼りか、飛散脱落防止が期待できる網入りガラスを採用した。
<網戸>
可動網戸が強風時にはずれないように、たて枠ロックタイプ採用した。

【停電対策】

●停電時用 足下保安灯を常設(専有部) (図3)
停電時に点灯する保安灯を採用。周囲が暗くなるとナイトライトとして電球色で自動点灯するほか、停電すると同時に明るい白色で自動点灯する。また、非常時の懐中電灯として、コンセントから外して使用することも可能であり、約20時間以上連続点灯する。

●停電時の備品対策
共有部1階に防災倉庫を作り、スマホ充電機能付手回しソーラー蓄電ラジオや、簡易トイレ等の備品を設置している。

【豪雨対策】

●雨水侵入対策の強化(共有部)
基本計画時にハザードマップを確認し、浸水エリア(50cm以上)の場合、防災倉庫に保管している簡易設置型止水版を設置する。
そのほか、浸水時に放流できない雨水を一時的に地下ピットに貯留するシステムを採用している。

効果/期待される効果等

気候変動によって発生する台風等の防災対策は、「人々の安全で快適な『くらし』を実現し、持続可能な社会へ貢献するものである。

避難隔壁板 及び 隔枠の強化
図1 避難隔壁板 及び 隔枠の強化
サッシの耐風圧性能の強化 / ガラス及び網戸の飛散・脱落対策
図2 サッシの耐風圧性能の強化 / ガラス及び網戸の飛散・脱落対策
停電時用足下保安灯を常設(専有部)
図3 停電時用足下保安灯を常設(専有部)
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