「気候変動適応情報プラットフォーム(A-PLAT)」は、気候変動による悪影響をできるだけ抑制・回避し、また正の影響を活用した社会構築を目指す施策(気候変動適応策、以下「適応策」という)を進めるために参考となる情報を、分かりやすく発信するための情報基盤です。

気候変動の「適応策」を学べる読み物

このページでは、気候変動とは何か?気候変動が進むとどうなるのか?などの概要を知りたい人や、気候変動の「適応策」とは何をするべきなのかなど、気候変動の基礎を学びたい人を対象に分かりやすく説明された読み物を集めました。
最近ニュースなどでも耳にすることが多くなった「気候変動」。その影響は、私たちの身の回りですでに表れ始めています。私たちの未来のために、地域で行われている活動や、子どもと一緒にできる適応策について学べる読み物も紹介していますので、ぜひご覧ください。

ADAPTATION アダプテーション 適応 気候危機をサバイバルするための100の戦略

ADAPTATION アダプテーション 適応 気候危機をサバイバルするための100の戦略

「気候変動適応」の説明や、本ウェブサイト「A-PLAT」に掲載された記事を再構成し各業界/関係者からの声や実例を追加するなど、わかりやすい文章と実際の写真から「適応」への取り組みを紹介しています。誰にでもわかりやすく解説した「適応」の決定版の書籍です。

  • 編著者:肱岡靖明
  • 著者名:根本緑
  • 発⾏元:山と溪谷社
  • 発行年月日:2024年4⽉16日
「森林環境2023」特集・激甚化する自然災害と森林環境

「森林環境2023」特集・激甚化する自然災害と森林環境

日本各地で激甚化、高頻度化する自然災害。本特集では、日本の自然・森林環境の現状と、激甚化する自然災害の状況を整理した、各分野の専門家による「診断書」と、診断書を踏まえてどのように備えるべきかの「処方箋」の2部構成となっており、今後の森林政策での解決策を探る書籍です。

  • 編著:森林環境研究会
  • 責任編集:一ノ瀬友博+黒沢大陸
  • 発⾏元:公益財団法人 森林文化協会
  • 発行年月日:2023年3⽉15日
  • ページ数:150ページ
  • ISBN:978-4-9980871-9-9
実践版!グリーンインフラ

実践版!グリーンインフラ

国が本気だ、日本は変わる
新しいインフラの現場から77の実践例

自然が持つ多様な機能を活用したインフラや土地利用計画を指す「グリーンインフラ」。51人の第一線の実務家や専門家が実践してきた様々な事例を紹介しながら、知見やノウハウをご紹介しています。

  • 著者名:グリーンインフラ研究会
        三菱UFJリサーチ&コンサルティング
        日経コンストラクション
  • 発⾏元:日経BP
  • 発行年月日:2020年7⽉20日
  • 判型:A5
  • ページ数:520ページ
  • ISBN:978-4296106752
「気候変動への『適応』を考える不確実な未来への備え」

「気候変動への『適応』を考える不確実な未来への備え」

「適応」の解説や国内外の対策の具体例を述べ、気候変動がもたらすプラスの影響を利⽤した都市開発やビジネス例なども紹介し、SDGsの描く明るい将来像を⽰しています。地⽅公共団体や企業における「適応」の啓発、施策を進める上で役⽴つ⼀冊です。

  • 著者名:肱岡靖明
  • 発⾏元:丸善出版
  • 発行年月日:2021年1⽉30日
  • 判型:A5
  • ページ数:208ページ
  • ISBN:978-4-621-30598-0
画像:勢力を増す台風 ~我々はどのようなリスクに直面しているのか~ 2023

勢力を増す台風 ~我々はどのようなリスクに直面しているのか~ 2023

近年、台風や大雨による気象災害が毎年のように発生し生活環境や企業活動に大きな影響をもたらしています。令和元年東日本台風と平成30年台風第21号を例に、地球温暖化が進行し同様の台風が襲来した場合、私たちの生活にどのように影響するのか、シミュレーションを実施した結果を説明しています。

(2023年7月:環境省)

画像:『気候変動で私たちの生活はどう変わる?~気候変動影響評価報告書~』

『気候変動で私たちの生活はどう変わる? ~気候変動影響評価報告書~』

私たちの生活にすでに気候変動の影響は出ています。さらに気候変動が進むとどうなってしまうのでしょうか。気候変動影響評価報告書に記載されている内容の一部を簡単にまとめて紹介しています。

(2021年3月:環境省)

画像:暑いだけじゃない地球温暖化4 -多様な気候モデル予測から読み取る将来の異常天候

暑いだけじゃない地球温暖化4 -多様な気候モデル予測から読み取る将来の異常天候

CMIP 6モデル群から将来予測のバリエーションを代表できる5モデルを選択する手法の開発や、ストーリーライン手法の構築など、研究成果の一部を紹介しています。

(2022年3月:(独)環境再生保全機構 環境研究総合推進費 2-1904)

画像:生物多様性分野における気候変動への適応

生物多様性分野における気候変動への適応

生息場所に応じお互いの関係を築きながら地球の生命体を形づくっている多様な生物の世界=「生物多様性」。気候変動が生物多様性に与える損失や人のくらしへの影響を軽減するための「適応」について紹介しています。

(2016年3月:環境省)

画像:自然とかかわり豊かに暮らす(谷津編)

自然とかかわり豊かに暮らす(谷津編)

既存の人工的なインフラ(=社会基盤)と地形、水の循環、生物などの自然を賢く活用したインフラ(=グリーンインフラ)との機能を補いあうことで気候変動や災害リスクが高まる将来の社会を安全で豊かにする役割が期待されています。本資料は千葉県北総地域「谷津」の活用等について説明しています。

(2020年3月:里山グリーンインフラ勉強会「手引書製作チーム」)

画像:安心な暮らしのヒントBOOK@ぎふ 増える災害と減る人口にどう備える?

安心な暮らしのヒントBOOK@ぎふ 増える災害と減る人口にどう備える?

安心な暮らしのために、地球温暖化や地域の問題を地域の方々に共有し、災害に強い暮らし方やまちづくりの取組について紹介しています。

(2020年1月:清流の国ぎふ防災・減災センター)

パンフレット「目で見る!高知の気候変動と適応図鑑」表紙

パンフレット「目で見る!高知の気候変動と適応図鑑」

高知県内の気候変動の状況やさまざまな分野(農水産・自然生態系・健康・水環境・食品製造など)の適応策を紹介しています。

(2022年7月:高知県気候変動適応センター)

画像:身近なものとして考えてみよう気候変動

身近なものとして考えてみよう気候変動

以前より夏が暑くなった、集中豪雨が増えたなどと実感する人もいると思います。身近に起きていることを事例に気候変動について紹介しています。損害保険料率算出機構が取り組んでいる「自然災害リスクにおける気候変動の影響分析」の導入編です。

(2021年11月:損害保険料率算出機構)

画像:地球温暖化で変わる台風リスク

地球温暖化で変わる台風リスク

上記の「身近なものとして考えてみよう気候変動」では、身近に起きていることを事例に気候変動について紹介しました。今回は「台風(風災)のリスク評価」について解説しています。台風などの自然災害は激甚化していて、日本各地で損害が増加していますが、シミュレーションなどによるリスク評価の手法を使い、適宜算出方法を見直しています。

(2022年9月:損害保険料率算出機構)

画像:地球温暖化で変わる洪水(外水氾濫)リスク

地球温暖化で変わる洪水(外水氾濫)リスク

今回は「外水氾濫のリスク評価」について解説します。自然災害は将来の予測が難しい分野ですが、将来の保険金支払いに必要となる金額を見込んだうえで、それに見合った保険料を設定するため、シミュレーションなどによるリスク評価の手法を用いて火災保険の参考純率の算出を行っています。

(2023年3月:損害保険料率算出機構)

(最終更新日:2024年3月25日)