成果報告 0-2
農林水産業における気候変動影響に関する調査
対象地域 | 全国 |
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調査種別 | |
分野 | 農業・林業・水産業 |
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概要
「平成31年度地域適応コンソーシアム全国運営・調査事業委託業務報告書」より抜粋
背景・目的
1)気象の極端化に対応した果樹の適応策の導入に係る影響調査(リスクに関する調査)
果樹は永年性作物であることから、一年生作物に比べて気候に対する適応性の幅が狭く、気候変動に対して脆弱な作物とされ、果実品質の低下をはじめとして、隔年結果の増大、生理落果の助長等の影響を受けやすい。そこで本調査では、極端な高温や低温、乾燥、多雨など気象の極端化に対応した果樹の適応策の導入に係る現状と課題を分析することを目的に、自治体や民間事業者を対象として調査・検討を行った。
2)農林水産業における気候変動がもたらす機会の活用に係る調査(チャンスに関する調査)
農林水産物は、今後、低温被害の減少による産地の拡大、温暖化が進んだ場合に今まで生産できなかったアボカド、アテモヤ、ピタヤ(ドラゴンフルーツ)、アセロラなど亜熱帯・熱帯作物の新規導入や転換、産地の育成、積雪期間の短縮による栽培可能な期間の延長及び地域の拡大による生産量の増大等、気候変動がもたらす機会を活用することが重要であるため、特産化が期待される新品種の導入可能性など農林水産分野における気候変動がもたらす機会の活用について現状と課題を分析することを目的に、自治体や民間事業者を対象として調査・検討を行った。
実施体制
本調査における実施体制及びアドバイザーを以下に示す(図 2.1-1)。
実施スケジュール(実績)
本調査における実施スケジュール(実績)を以下に示す(図 2.1-2)。