H08水リスクツール

H08水リスクツールは、企業の温暖化適応策検討支援を目的とした公開型世界水リスク評価ツールです。
国立環境研究所では世界の水循環・水資源に関するモデルH08を開発し、このモデルに拡張・改良を加えることにより、現在および将来の気候変動影響を詳細に評価するツールを開発しました。ツールの開発にあたっては、企業が水リスク評価を行い、水循環・水資源に関する適応策を検討する上で役立つよう工夫を施しています。

本ツールには以下の特徴があります。

① 世界中の水リスクの状況をマップで可視化
  • 現在と将来の水リスク(主に水資源の逼迫度)を分かりやすく可視化。理解を深める助けになる。
  • 関心のある地域が世界全体、あるいは周辺地域と比べてリスクが高いのか把握できる(50㎞メッシュで情報発信)。
  • Aqueduct等の他の水リスクツールと結果を比較することで、情報源の充実・信頼度向上が図れる。
② 経時変化・要因分析に資するデータを提供
  • 関心のある地域について、水リスク指標の時系列グラフが表示できる(地名や緯度経度で指定可能)。
  • 水リスク指標に加え、その要素(水資源量・取水量)についても時系列グラフが表示できる。これにより、水ストレス指標の変化の要因が主に取水量の変化によるものか、河川流量の変化によるものか、知ることができる。

※H08水リスクツールはこちらから↓

(最終更新日:2021年11月2日)

ページトップへ