影響評価情報
気候変動から受ける事業活動への影響を把握することは、事業計画や適応策を検討するうえで重要です。影響評価情報や影響評価ツールを用いて確認してみましょう。
影響評価情報
国内の影響評価情報を全国及び都道府県別に確認してみましょう。「観測データ」では、過去から現在までの観測データを閲覧できます。「将来予測 WebGIS」では、対象期間に応じた分野別影響評価と将来予測を確認できます。
※AP-PLAT(アジア太平洋気候変動適応情報プラットフォーム)へ移動します。
世界の影響評価情報について確認してみましょう。Climate (気候)、Water resources (水資源)、Vegetation (植生)、Health (健康) に関して、①現在、②21世紀中ば、③21世紀末の3通りの対象期間に応じた分野別影響評価と将来予測を閲覧できます。
※現在、当ツールは英語のみ対応しています。
影響評価ツール(水リスク評価ツール)
事業の水リスクを評価する際に利用されている代表的な公開ツールを紹介します。
環境省2019年3月発行「民間企業向け適応ガイド-気候リスクに備え、勝ち残るために-」の情報に基づいています。(下記ツールは英語やその他外国語のみに対応しています。)
名称 | 作成機関 | 社数※ |
---|---|---|
AQUEDUCT | World Resources Institute (WRI) (世界資源研究所) |
198 |
Water Risk Filter (WRF) | World Widelife Fund For Nature (WWF) Deutsche Entwicklungsgesellschaft (DEG) (世界自然保護基金、ドイツ開発銀行) |
67 |
Local Water Tool (LWT) | Global Environmental Management Initiative (GEMI) (世界環境管理イニチアチブ) |
11 |
Water Risk Monetizer | Trucost社(英国の自然資本関連コンサルティング会社) Ecolab社(米国の水関連コンサルティング会社) |
9 |
※CDPWater2017の質問書に水リスク評価方法の詳細を回答した521社(公開可能な企業のみ)のうち、各ツールについて記述があった社数です。複数のツールについて記述がある会社もあります。