八千代エンジニヤリング株式会社
業種:学術研究、専門・技術サービス業
| 更新日 | 2026年10月13日 |
|---|---|
| 掲載日 | 2023年5月11日 |
| 適応分野 | 水環境・水資源 / 産業・経済活動 |
会社概要

八千代エンジニヤリング株式会社は、1963年創立の総合建設コンサルタントとして、国内外の社会インフラ整備に技術および知的サービスを提供してきた。河川・水資源分野で長年培った自然科学の知見と計画・設計技術を、企業のサステナビリティ経営にも応用し、気候変動、水リスク、生物多様性といった環境課題に対する実践的な「解」を提供している。
気候変動による影響
気候変動の進行により、洪水・渇水の激甚化、水資源の偏在、水質の変化など、企業活動に直結する水リスクが世界各地で顕在化している。とりわけ製造業では、拠点や原材料の生産地が水リスクの高い流域に立地している場合、取水制限による操業停止、設備の浸水被害、サプライチェーンの寸断といった形で、事業継続と財務に重大な影響が及ぶ恐れがある。こうしたリスクへの適応は、一部の先進企業だけではなく、あらゆる企業に求められる経営課題となっている。
適応に関する取り組み
当社は2018年に「水リスクラボ」を発足させ、企業が直面する水課題(図1)の解決に取り組んできた。その知見を、水リスクを中心としたコンサルティングサービス「サステナビリティNavi」(図2)へと発展させ、調査・分析から実行支援までを一貫して担っている。
気候変動適応の観点で当社が最も重視するのが、「流域」単位での精緻な水リスク評価である。グローバル規模の評価ツールによる簡易スクリーニングだけでは、実態と乖離した結果が出ることが少なくない。当社は、流域範囲の設定、導水の影響、各国・地域の環境基準、ハザードマップなどを踏まえ、拠点ごとの水不足・水質・水害リスクを高精度に評価。「なぜその拠点が重要なのか」「どのリスクが財務に最も影響するのか」を説明可能な形で可視化し、投資判断や社内の合意形成を後押しする。
流域の健全な状態と現状とのギャップを整理して拠点ごとに現実的な水目標を設計し、防水壁設置や地盤かさ上げといったハード対策に加え、BCPや水源管理プログラムといったソフト面まで一貫して支援している。
主なサービスは次のとおり。
| サービス領域 | 主な内容 |
|---|---|
| 水リスク | ⚫︎流域単位の物理リスク評価 ⚫︎水に関する目標設計 ⚫︎取水の持続可能性評価 ⚫︎BCP・水源管理プログラム策定支援 ⚫︎ハザードマップ作成 ⚫︎モニタリング体制の構築支援 ⚫︎AWS認証取得支援 ⚫︎水源涵養量算定 ⚫︎CDP回答支援 |
| 気候変動 | ⚫︎TCFD開示支援 ⚫︎気候移行計画策定支援 ⚫︎SBT設定・申請支援 ⚫︎GHG排出量算定・第三者検証支援 ⚫︎グリーン電力証書発行 ⚫︎CDP回答支援 |
| 生物多様性 | ⚫︎TNFD開示支援 ⚫︎自然移行計画策定支援 ⚫︎ネイチャーSBTs設定・申請支援 ⚫︎生物多様性調査 ⚫︎環境アセスメント ⚫︎淡水・森林生態系の保全活動 ⚫︎緑地管理計画策定支援 ⚫︎CDP回答支援 |
効果/期待される効果等
気候変動適応においては、評価結果を実際の対策・投資へと結びつける「実行」のフェーズが決定的に重要である。当社は、自然科学の専門的知見と公共インフラで培った計画・設計技術を組み合わせ、現状把握・戦略策定・実行までを一気通貫で支援することで、企業のレジリエンス強化および中長期的な企業価値向上への貢献を目指している。

