高知県地域気候変動適応センター主催イベントに共同出展
~気候変動適応啓発イベント「こんなミライ、キミならどうする?」~

開催日 2025年9月23日
開催場所 イオンモール高知

高知県では、「高知県地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」に基づき、地球温暖化対策と、その影響に備えるための適応策(担当:高知県衛生環境研究所)の推進に取り組んでいます。

今回のイベントは、熱中症対策をはじめとする「気候変動への適応」の大切さを、高知県民の皆さまに分かりやすくお伝えすることを目的に、祝日で多くの家族連れでにぎわうイオンモール高知で開催されました。

当センターは、「#適応しよう」キャンペーン(1) の賛同パートナーである高知県気候変動適応センター(高知県衛生環境研究所内、以下「高知県LCCAC」という。)とともに共同出展しました。

脚注
(1)「地球沸騰化時代の生き方改革」として、現在および将来の気候変動の影響にそなえ、快適に暮らしていくための「適応アクション」を国民一人ひとりに広げていくキャンペーン。キャンペーンに賛同することでSNS等に利用できるPRツールを使用できる。

「#適応しよう」キャンペーンブースの様子

ブースでは、私たち一人ひとりが現在、そして将来の気候変動影響にどう備え、快適に暮らしていくか(=適応)をテーマに、日常生活の中で実践できる「15の適応アクション」を紹介するポスターを展示しました。

グラフィカルなイラストを使用したポスターに来場者の皆さまも興味津々。職員が「15の適応アクション」を一つずつ丁寧に説明し、適応に関して多くのご質問をいただき、来場者と職員の間で様々な交流が生まれました。
質問の中には「これも適応になるの?」など適応に関する質問だけでなく、隣の高知県LCCACのブースで学んだことをきっかけに「二酸化炭素排出を抑制する最新技術は何?」など、緩和についての質問もあり、適応や緩和に興味を持っていただけました。

また、キャンペーンと連動したSNS(X(旧Twitter)、Instagram)のフォローも呼びかけ、多くの方にキャンペーンの内容を見ていただくと同時にフォローもいただきました。
(SNSでは、気候変動への備えに役立つ情報や、全国各地の適応センターの取り組みなどを日々発信しています。)

写真:職員が来場者に「15の適応アクション」を説明している
職員が来場者に「15の適応アクション」を説明している
写真:グラフィカルなイラストを使用したポスターに興味津々の来場者
グラフィカルなイラストを使用したポスターに興味津々の来場者

会場を盛り上げた「ミライ地球ガチャ」と「くろしおくん」

高知県LCCACでは、オリジナルの「ミライ地球ガチャ(高知県版)(2) 」を制作しており、イベント会場でも多くの方が来場し大人気でした。また、会場では、高知県LCCACが制作した啓発絵本「えほんでしろう!きこうのへんか」などを大型ビジョンに映して紹介しました。絵本のストーリーやイラストを映し出すことで、子どもから大人まで楽しく気候変動について考えてもらうきっかけづくりとなっていました。他にも香美市子どもエコクラブのメンバーが作成した壁新聞も多くの来場者の方が興味を持ってご覧いただいておりました。壁新聞には、今年取り組んだ「Let's Cool Choice」やこれまでの地球温暖化防止などに関する活動が紹介されています。

脚注
(2)気候変動への意識付けや理解を促す普及啓発ツール。気候変動にまつわる「未来の地球の困りごと」が入ったカプセルをガチャから引き、どのように対応するのかを展示物を見ながら子ども達自らが考え、それを用紙に記入し、掲示するもの。

ミライ地球ガチャ
展示物1
展示物2
くろしおくん

さらに、高知県のキャラクター「くろしおくん」も登場し、子どもたちをはじめ多くの来場者が笑顔に包まれました。

高知県LCCACでは、熱中症予防など様々な気候変動の影響に対する適応策の啓発に取り組んでいます。(詳細は、下記ホームページ参照)

CCCAでは今後も地域気候変動適応センター(LCCAC)とともに、その地域の「適応策」や取組の情報発信及び普及啓発を積極的に進めていきます。

最後に、出展にあたりご協力いただきました高知県衛生環境研究所、イオンモール高知関係者のみなさまに感謝申し上げます。

関連リンク
(2025年11月12日掲載)