すごろく気候変動適応への道 付録

カエルくんとアキツノイケ研究所のウサギ博士

(1.5℃コース マス番号70)

自然豊かな遊水地で洪水被害防止。+ 300

ルビ付き

カエルくん

先週いとこの家に遊びに行ったんだ。今まで田んぼの中に家があったんだけど、今年から周りが全部遊水地になったんだって。

ウサギ博士

遊水地は大雨が降って川が増水したときだけ、あふれた水を自然に貯めてくれる場所になるんだ。遊水地が水を受け止めてくれることで、周りの街や田畑が水害に遭わなくてすむんだよ。

カエルくん

遊水地になったら田んぼはなくなったけど、いろいろな樹や草花が増えたって。おばさんは昔に戻ったみたいだって喜んでいたよ。

ウサギ博士

その代わり、夜はあたりが真っ暗になるし野生の動物も集まってくるようになってこわいとかいやだって思う人もいるんだよ。

カエルくん

自然が増えるといいことも困ることもあるんだね。

ウサギ博士

それでも遊水地になることが決まったのは、よいところをみんなが認めたということだね。

カエルくん

普段はみんなが遊べるように公園にしたり、自然観察のための木道を作ったり、楽しい場所にする計画なんだって。僕もまたトンボとりに行こうっと。

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