気候変動による影響
気温上昇による熱中症患者の増加や電力需要の変化、旱ばつ・洪水などの自然災害による生産業への被害やライフラインの寸断など、昨今の気候変動の進展は、社会・経済活動の様々な分野における意思決定、業務プロセスに大きな影響を与えている。
掲載日 | 2022年11月21日 |
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分野 | 産業・経済活動 |
地域名 | 全国 |
気温上昇による熱中症患者の増加や電力需要の変化、旱ばつ・洪水などの自然災害による生産業への被害やライフラインの寸断など、昨今の気候変動の進展は、社会・経済活動の様々な分野における意思決定、業務プロセスに大きな影響を与えている。
気象ビジネス推進コンソーシアム(WXBC)(注1)は、産業界と気象サービスがマッチングできる場、気象データ利用のためのスキルアップができる場、そして気象データを用いた産業の未来を展望できる場を提供し、産業界における気象データの利活用を一層推進するとともに、IoT・AI技術を駆使し、気象データを高度利用した産業活動を創出・活性化するべく活動している。
WXBCでは、人材育成に係る取組みを進める「人材育成WG(図1)」、新たなビジネス創出に係る取組みを進める「新規気象ビジネス創出WG(図1)」の2つのワーキンググループ(WG)を設置しており、WXBCの活動を支えている。
【人材育成WG】
気象ビジネスの構想と実現に必要なスキルを習得できる各種取組みを実施している。
【新規気象ビジネス創出WG】
新規気象ビジネス創出に向けた具体的な取組みを各種実施している。
「人材育成WG」では、取組みを通して、気象ビジネスの構想と実現に必要な、①気象データ理解力 ②IT活用力 ③ビジネス発想力のスキルを身に付けることが期待される。また、「新規気象ビジネス創出WG」では、各種の取組を通じて新規気象ビジネス創出が期待される。両WGはメンバーの学びの場だけでなく、企業間・メンバー同士の交流の場としても貢献している。
図1 組織図
(出典:気象ビジネス推進コンソーシアム「組織概要」)
脚注
(注)気象データを活用した新たなビジネスの創出に向け、気象事業者に加えて情報通信、農業、小売、保険など関係する産業界や先端技術に知見のある学識経験者、関係府省庁・地方公共団体を構成員とした産学官の連携組織であり、事務局は気象庁にある。