生き物の分布推定ツール オープンSDM

限られた実際の生物の分布情報から、広域的な分布を推定したり、将来の分布変化を予測するためには、生物種分布モデル(SDM; Species Distribution Models)が有用です。

国立環境研究所の気候変動適応プログラムでは、東北大学との共同研究により、SDMの解析手法を学習しながら実際に解析を行うことができる日本語ツール”オープンSDM”の開発を行っています。ここでは、研究開発の成果である”オープンSDM”と初心者向けの解説資料を提供しています。

“オープンSDM“では、データベースから生き物の分布情報や環境データをダウンロードし、モデルを構築して、分布予測やモデルの精度評価を行うという複雑な解析プロセスを、一貫して学習・操作することができます。”オープンSDM”はR言語で開発されたオープンソースのソフトウェアWallaceを日本語化したものですが、将来予測において日本国内の高解像度の環境変数やユーザーが作成した環境変数を使うことができる改良を行っています。

インストール・操作方法の解説資料

オープンSDMのインストールや操作方法は、以下のファイルをご覧ください。

生物種分布モデルSDMの概念の解説資料

生物種分布モデルSDMの詳細については、以下のファイルをご覧ください。

オープンSDMのソースコード(GitHub)

オープンSDMのソースコードは以下のサイトで公開しています。

問い合わせ先

【A-PLATに関する情報】

国立環境研究所 気候変動適応センター
https://adaptation-platform.nies.go.jp/about/contact.html

【オープンSDMに関する問い合わせ先】

国立環境研究所 生物多様性領域 生物多様性評価・予測研究室 主幹研究員 石濱史子
Eメール:opensdm#nies.go.jp(#はアットマークを入れてお送りください)

(更新日:2023年11月10日)

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