いしかわ環境フェアに石川県気候変動適応センターと共同出展しました

2022年8月20日（土）、21日(日)に、当センターが石川県気候変動適応センターと共同でいしかわ環境フェアにブースを出展しました。いしかわ環境フェアは石川県の夏休み恒例のイベントとして、（公社）いしかわ環境パートナーシップ県民会議の主催により開催されています。県内企業及び環境保全団体の環境に配慮した取組紹介や子ども向けステージイベント・参加型の催し、屋外には県産食品を販売するキッチンカーもあり、大人から子供まで楽しめるイベントとなっています。

今年は新型コロナウィルスの影響で３年ぶりの開催という事でしたが、家族連れの来場者が多く訪れ熱気溢れる２日間となりました。

気候変動適応センターのブースでは、「ミライ地球ガチャ」を実施。

「ミライ地球ガチャ」は、幼児〜小学生を対象に、コインを渡しガチャを回して出てきた質問に対して自由に回答してもらい、「適応」について知るきっかけ作りをする体験型ツールです。質問のテーマは６つ。ブース内にそれぞれの回答のヒントもありますが、自分の考えやアイデアを書くことで「気候変動適応」を自分事として考えてもらえるように工夫されています。

フェア当日は、初日からガチャに興味を持つお子さんが列をなし、大人の方の参加も多くみられました。終日、カプセルの補充も追いつかない程大盛況となり、記入台ブースもプレゼントコーナーも常に参加者の方でいっぱいとなりました。

参加者のお子さん達が一生懸命考えてくれた回答は大変興味深く、当日対応したスタッフもブースの壁を埋め尽くすほどの回答用紙に圧倒され、心が暖かくなりました。
また、大人の方々は気候変動による生活の変化や災害に対し、「緩和策」を回答している方が目立ち、「適応策」についての普及啓発が課題である事を実感できました。

２日間で５００人余りの方にご参加頂き、準備した参加者プレゼントも２日目のお昼には全て売り切れとなりました。その後もA-PLATのYear Bookを来場者の方々へ配布。ガチャに参加できなかった方にも「適応とは？」を知っていただくために、普及啓発活動を行いました。

フェア終了後は参加スタッフでミライ地球ガチャの改善案やプレゼントに関して自治体でアレンジいただけるよう検討しました。

フェア期間中、直接ブースを見学してくださった他自治体を始め、フェア開催後すぐに貸出の問い合わせを多数頂き、このような体験型普及啓発ツールの開発に期待を寄せられている事を再確認しました。今後、「ミライ地球ガチャ」をLCCACのイベント開催などの際にはスムーズに貸出を行うことができるよう整備していく予定です。