「気候変動適応情報プラットフォーム(A-PLAT)」は、気候変動による悪影響をできるだけ抑制・回避し、また正の影響を活用した社会構築を目指す施策(気候変動適応策、以下「適応策」という)を進めるために参考となる情報を、分かりやすく発信するための情報基盤です。

令和6年度 気候変動適応研修(新任者コース)の開催概要及びアンケート集計結果報告

I.研修概要について

受講期間 令和6年4月18日(木)~令和6年7月31日(水)
受講方法 eラーニング
主催 国立環境研究所 気候変動適応センター

地方公共団体や地域気候変動適応センター等の新任者の皆様を対象に、気候変動や適応に関する基礎的な知識や気候変動適応情報プラットフォーム(A-PLAT)の使い方等を習得できるよう、eラーニング研修を実施いたしました。
ご自分のペースで、気候変動や適応に関する教材及びA-PLATの活用方法等をまとめた資料を教材としてご受講いただき、最後にWeb確認テストを受けていただきました。ご受講いただく中で生じた疑問・質問等については、Web確認テストの中でお受けしました。

全国の地方公共団体、地域気候変動適応センターや省庁等、155名の皆様から確認テストに解答いただきました。また、事後アンケートには55名の方から回答をいただきました。

以下、Web確認テスト参加者の属性、アンケート集計結果の一部および質問への回答を記載いたします。

Web確認テスト参加者属性
Web確認テスト参加者属性(計155人)

II.アンケート集計結果について

回答者属性
回答者属性 計55人
うち地方公共団体からの回答者属性
うち地方公共団体からの回答者属性 計43人
研修の満足度
研修全体を通しての満足度は?

自由コメント(今回の研修について)

  • 環境における最新の状況を理解することができた。
  • 現在、気候変動適応策について計画策定中なので、とても参考になった。
  • 気候変動について、改めて時間をとって考えることができ、良い機会になった。
  • 新任者向けということだが、もう少し出題の範囲を広げても良かったと思った。
  • 国だけでなく、市町レベルでできる気候変動対策を教えてほしい。

国立環境研究所 気候変動適応センターへの要望は?

  • 予測が難しいとされていたが、大まかでも良いので特に農業分野での気候変動について多様な作物に対応できるような内容がほしい。
  • 地域ごとに顕著な変化や注意情報などを提供してほしい。

上記は、アンケートに記載いただいた自由記述欄から一部を抜粋いたしました。その他、多くの方から貴重なご意見をいただきました。今後の研修やA-PLATの内容等の参考とさせていただきたいと思います。研修へのご参加、アンケートへのご協力、誠にありがとうございました。

また、皆様からお寄せいただいた質問とその回答を以下に掲載しましたので、こちらもご参照ください。

R6年度気候変動適応研修(新任者コース)Q&A

改正気候変動法(熱中症対策)における自治体向け説明会の質問等をどこかに掲示してもらいたい。
改正気候変動法(熱中症対策)における自治体向け説明会での質問に限りませんが、環境省の「熱中症予防情報サイト」に「よくある質問」として気候変動適応法・熱中症対策関連の質問が掲載されています。以下のリンク先をご覧ください。
環境省 熱中症予防情報サイト > よくある質問(気候変動適応・熱中症対策関連、用語など)
出典・関連情報
(2024年9月11日掲載)