取り組み
近年、温暖化の影響と考えられる玄米品質の低下が全国的に問題となっており、広島県では特に標高100m以下の地帯に栽培される「ヒノヒカリ」で顕在化しています。そこで、「ヒノヒカリ」に近い熟期で農家が栽培しやすい特性を持つ、高温で登熟しても玄米品質の劣化が少ない「恋の予感」を奨励品種に採用しています。
「恋の予感」は最上位の葉が長く直立し、光合成に有利な草姿をしており、丈が低く倒れにくい多収品種です。また、高温下で登熟しても白未熟粒の発生が少なく品質が良好で、良食味です。今後、南部の「ヒノヒカリ」に替えて段階的に普及を図る予定です。