木漏れ日のような「フラクタル日除け」

掲載日 2018年7月27日
分野 健康
地域名 関東(神奈川県横浜市)

気候変動による影響

横浜市では地球温暖化の影響に加えてヒートアイランド現象も影響し、年平均気温が長期的に上昇しており、毎年、数百人規模の市民が熱中症で救急搬送されるなど影響が広がっています。

取り組み

フラクタル日除けは、多数の葉っぱのような小片を立体的に並べてつくられた日除けです。フラクタル日除けには、放熱効果が高いために日除け自体の温度が上がりにくいという特徴があります。日除け自体の温度を低く保てるということは、その分熱放射も低く保てることになるため、従来の一枚布の日除けよりも暑さ対策の効果が高いと言われています。

詳細を「地域の適応策インタビュー」で紹介しています。

※フラクタル日除けは、京都大学人間・環境学研究科の酒井敏教授が発明して特許を取得、国内の2社(株式会社ロスフィー、セキスイハイムサプライ株式会社)がライセンスを受けて製造・販売しています。

設置されたフラクタル日除け
図 保育園に導入したフラクタル日除け
出典・関連情報
横浜市環境科学研究所
酒井敏教授、京都大学人間・環境学研究科
http://www.gaia.h.kyoto-u.ac.jp/~fractal/index.html
環境省「まちなかの暑さ対策ガイドライン 改訂版」平成30年3月
https://www.env.go.jp/air/life/heat_island/guidelineH30/gudelineH30_all.pdf

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