日本の適応策は地域によって様々
前のページの地図で見てもらったように、日本は南北にも長い。だから、沖縄県のように南のあたたかい地域と、北海道のように北の寒い地域では気温がだいぶちがうんだよ。
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そして、日本海側と太平洋側では、気温や雨や雪のふり方などがちがうよ。
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つまり、地域ごとに気候がちがうということなんだね。
だから、気候変動の影響の表れ方も地域ごとにちがってくるんだよ。
でも、それはどんなふうにちがってくるのかな?
例えば農作物。リンゴとミカンを作っている地域のちがいを見てみよう!
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リンゴは寒い地域、ミカンはあたたかい地域で多く作られていることが分かるね。
そこで、1時間目で、リンゴとミカンの「適応策」はちがうこと、学んだことを思い出してみて。
そう。だから、リンゴとミカンを作っている地域では、取り組むべき「適応策」がちがってくるんだ。
つまり、地域によって作っている農作物がちがうから、影響が表れる農作物も地域によってちがう。そのため、「適応策」も地域によってちがってくるんだよ。
参考までに、下の図では、全国で作られている農作物、作られている量が一番多い県を中心に、いくつか例としてあげてみるよ。
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作っている農産物が地域ごとにちがうこと、なんとなく分かってもらえそうかな?
それぞれ地域ごとに作っている農作物、力を入れている農作物がちがうから、影響が表れる農作物も地域ごとにちがう。だから、取り組まなければならない「適応策」も地域ごとにちがってくるんだね。
少しだけ例を見てみよう。
例えば、お茶の「適応策」を見てみよう。お茶は静岡県、鹿児島県などで多く作られているよ。
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これは実際にお茶を作る地域で表れている影響であり、行われている「適応策」のひとつなんだよ。
このように、私たちの「食」に関わる農業は、地域ごとに取り組む「適応策」がちがってくるんだね。