2時間目
適応てきおうをもっと学ぼう!

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日本の様々な適応策てきおうさく:災害さいがい健康けんこう、そして...

災害さいがいが起こらないようにするための「適応策てきおうさく」、1時間目でも見てもらったね。
災害さいがいかんする「適応策てきおうさく」も、地域ちいきによってちがってくるよ。

たとえば、家、ビルが密集みっしゅうするような地域では、地下に雨水などをためる大きな施設しせつを作って、治水対策ちすいたいさく水災害みずさいがいfふせぐこと)を行っていたりするよ。

気象災害から都市を守る適応策:東京都の巨大雨水貯留管、横浜市の長大な雨水幹線

地下鉄や地下街ちかがいがある地域ちいきでは、大雨で水が地下に入らないような、浸水対策しんすいたいさく(水が入るのをふせぐこと)などをしているよ。

気象災害から都市を守る適応策:東京メトロの例

一方で、山や川、海のあるところでは、このような「適応策てきおうさく」を行っているよ。

気象災害から様々な適応策:山、川、海

地域ちいき水災害みずさいがいから守るための「適応策てきおうさく」も色々あるね。

なるほどね!

災害さいがいふせ以外いがいにも、健康けんこうかんする「適応策てきおうさく」があること、1時間目で学んでもらったね。これはきっとほとんどの地域ちいき必要ひつようなことだね。

健康を守るための適応策の例
健康に関する適応策、暑い時期は、地域に関わらず心がけようね!
さらに

そうそう。災害さいがい健康けんこうかんすること以外いがいで、日本の色々なところで行われている「適応策てきおうさく」でこういうのもあるよ。

どんなことだろう?

どんなものかな?クイズだと思って考えてみてね。

ヒントは「春」に行われることだよ。

災害や健康以外で...どんなことかな?

日本では、都市部や農村部などにかかわらず、多くの地域ちいきで、多くの人が楽しみにしていることだよ。

クエスチョンマーク

答えは「お花見」。

お花見
 

春、さくら季節きせつ、多くの地域ちいきで、多くの人が、お花見を楽しんだりするよね。でも、さくらく時期も気候変動きこうへんどう影響えいきょうを受けて変化へんかしてきているようなんだ。

桜の開花時期への影響と適応策。お花見する時期を調整することも適応策。

お花見のように、古くからある日本の行事、生活文化などを守っていくことも「適応策てきおうさく」のひとつなんだ。
だから、さくらく時期の変化へんかに合わせて、お花見の時期を調整することも「適応策てきおうさく」のひとつと言えるんだね。


日本の中だけでも様々な気候変動きこうへんどう影響えいきょう、そして「適応策てきおうさく」があること分かってくれたかな。