気象観測データのWebGIS・グラフ:注意点・使用方法

利用規約

気象観測データのWebGIS・グラフページ(以下、本コンテンツと記載)に表示されるマップやグラフを画像としてご利用いただく際には、以下の利用規約を必ずご確認ください。
また、本コンテンツでダウンロードした数値データを利用する場合は、利用規約に合わせて、気象観測の統計データ提供に関する規約を必ずご確認ください。利用いただいた際は規約に同意いただいたものとさせていただきます。

使用方法

動作環境

本コンテンツは、以下の4つのWebブラウザに対応しています(最新バージョン推奨)。

  • Google Chrome
  • Microsoft Edge
  • Mozilla Firefox
  • Apple Safari

本コンテンツでマップやグラフ、選択肢がうまく表示されない場合は、利用者側のセキュリティの関係でArcGIS Onlineのドメイン(https://nies.maps.arcgis.com/)が許可されていない可能性があります。許可されていない場合は、許可を行っていただくことで表示されるようになります。

操作ガイド

図 PCでのマップ画面表示
図 PCでのグラフ画面表示

上記画像の赤枠(番号が付いている部分)について以下説明しています。

①右画面切り替え

  • 「マップ」…ある年(月)の気象観測データの分布を確認できます。
  • 「グラフ」…ある地点における気象観測データの経年変化を確認できます。データ選択の「観測所」で「観測地点」を指定しないとグラフが表示されません。

②データ選択

  • 官署/アメダス:
    「すべて」…気象官署、アメダスすべてのデータが表示されます。
    「気象官署」…気象官署のデータに抽出されます。
    「アメダス」…アメダスのデータが抽出されます。
    ※「気象官署」は全国159地点にある気象台・測候所・特別地域気象観測所(地上気象観測)、「アメダス」は全国590地点にある地域気象観測システムに属する観測地点になります。
  • 指標:
    気温や降水量、降雪量、積雪量に関わる年間値および月別値の統計値を選択できます。
    ※グラフ表示時…月別値の指標を選択すると、月のドロップダウンが追加され、観測月を選択することができます。
  • 観測年(月)【マップ表示時のみ選択可能】:
    スライダーで表示させたい年を選択すると、指定の年の分布が表示されます。また、指標で月別値を選択している場合は月を選択することができ、指定の年・月の分布が表示されます。
  • 観測所:
    「都道府県」の選択に合わせて「観測地点」のドロップダウンのリストが絞り込まれます。
    ※マップ表示時…観測地点を選択することでその地点にズームアップします。
    ※グラフ表示時…観測地点を最大3地点選択できます。複数選択した場合、グラフの横軸、縦軸の最大・最小は比較のため統一されます。

③ダウンロード

  • ※マップ表示時…「数値データ」ボタンから「観測年(月)」で選択している年月、「観測所」で選択している地域or地点における数値データがcsv形式でダウンロードできます。また、「マップ画像」ボタンから表示されているマップをpng形式でダウンロードできます。
  • ※グラフ表示時…「数値データ」ボタンから「観測所」で選択している地点の観測開始年からの数値データがcsv形式でダウンロードできます。また、グラフ左上の保存アイコンからグラフ画像を保存できます(サイズを800×600、1024×768、1280×800から選択できます)。

注意点

  • アメダスに関しては、30年以上統計切断のない地点を抽出しているため、全アメダス地点は表示されてないことをご了承ください。
  • 本コンテンツで掲載している以下の指標は、気象庁ウェブサイトにてダウンロードできる気象データと値が一部異なっています。十分留意して利用するようにしてください。
    • 気象官署の年・月平均気温、日最高・最低気温の年・月平均
      気象官署の観測地点で観測場所の移転があった場合、移転によってデータの均質性が損なわれないように、気象庁は観測値を補正しています(均質累年値といいます)。ここで提供しているデータは補正を行った後のものです。
      参考)補正方法:観測場所の移転に伴う気温データの補正方法について(気象庁)
    • アメダスの日最高・最低気温、日最高・最低気温の年・月平均、気温の階級別日数(猛暑日、真夏日、夏日、冬日、真冬日の年間・月間日数)
      気象庁は、アメダス観測点での観測間隔を2003年に毎正時(1日24個)から10分ごと(同144個)に変更し、さらに2008年から順次10秒ごとの観測値から日最高・最低気温を算出するよう変更しています。長期の変化傾向を正しく見るにはデータが均質であることが必要なため、A-PLATで提供するデータは観測時期によらず毎正時の観測値のみを用いて日最高・最低気温を算出しています。
  • 気象データの長期変化傾向(トレンド、気温を例にすると100年あたりXX℃上昇)を評価する際、以下条件では地点単独での評価が適切でない場合があります。
    • 統計期間に観測場所の移転や観測方法の変更があり、データが均質でない
    • 発生頻度が2、3回のようなサンプル数が少ない指標(日降水量100mm以上の日数など降水量の極端現象)
    • 降雪・積雪の指標(日降雪量の年最大値・年最大積雪深など)
    • 統計期間が短いデータ(特にアメダスの観測データ)
    1点目については、本コンテンツでは移転補正されている場合を除き、長期変化傾向を算出しておりません。2点目以降については、本コンテンツでは統計的に有意性がある際、計算上長期変化傾向を算出している場合がありますが、利用の際は十分ご留意ください。
    地点単独での評価が難しい場合は、気象庁では都道府県や地域、全国の平均にすることで長期変化傾向の評価を行うこととしています。
  • 本コンテンツで表示させている気象官署・アメダスのデータは、正常値※と準正常値※のものを値として扱い、表示させています。なお、資料不足値※は欠測として扱っています。なお、1時間降水量30/50mm以上の年間発生回数については資料不足値も値として扱っています。ダウンロードできる数値データも同様になります。

※用語について

  • 正常値…正常に観測された値および全ての資料がそろった状態(100%)で統計をした値。
  • 準正常値…観測結果にやや疑問がある値および資料が許容範囲内で欠けた状態(80%以上:統計項目により若干異なります)で統計した値。
  • 資料不足値…資料が許容範囲を超えて欠けた状態(80%未満;統計項目により若干異なります)で観測および統計した値。
    参考:気象観測統計の解説(気象庁) 第3章 品質と均質性

数値データについて

本コンテンツでダウンロードした数値データ(csv形式)を利用する際は、気象観測の統計データ提供に関する規約および、下記注意事項を必ずご確認の上、ご利用ください。利用した場合は規約に同意したものとみなします。

取得できる数値データについて

  • ダウンロードで一度に取得できるデータは最大10000行分となります。それ以上の桁数のダウンロードは一度にダウンロードできないため、恐れ入りますが、小分けにしてダウンロード等を行ってください。
  • なお、数値データをまとめてダウンロードしたい場合は、別方法になりますが可能です。詳細は【気象観測データの提供】をご確認ください。フォームから利用申請いただき、申請内容を確認後、ダウンロードサイトのURLをお送りします。「GIS用」のcsvをダウンロードすることでまとめてデータを取得できます。
  • 本コンテンツでダウンロードできる数値データは以下のような構成になっています。
    気象官署/
    アメダス
    都道府県名 観測地点名 月 ※1 値 ※2

    ※1:年別値を選択している場合は「月」は入っていません。
    ※2:値はそれぞれの指標の数値が入ります。「32767」の値が入っている場合は、欠測値であることを示しています。

  • データは本コンテンツで使用しているものと同じになります(データの注意点はこちらをご確認ください)

(最終更新日:2023年1月27日)

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