Tokyowater Drinking Station
掲載日 | 2024年5月7日 |
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分野 | 健康 / 国民生活・都市生活 |
地域名 | 関東(東京都) |
気候変動による影響
東京都(千代田区)の気温は、100年あたり約2.5℃上昇しています(統計開始から2020年までの観測結果より)。また、特に1990年代以降、東京都(千代田区)では日最高気温が35℃以上である猛暑日や、日最低気温が25℃以上である熱帯夜が増えており、21世紀末には猛暑日は現在より6~31日、熱帯夜は14日~58日程度増加すると予想されています(注)。
このような状況を受けて、東京都では熱中症対策を促す取組を強化しています。
取り組み
東京都は、冷たい”東京水”が飲める給水スポットとして、公共性の高い場所に設置されている水飲栓及びイベントの際に水道局が設置する可動型水飲栓を「Tokyowater Drinking Station」として展開しています(図1)。
「Tokyowater Drinking Station」は、飲み口型とボトルディスペンサー型の2種類の水飲栓によって、都内公共施設などを中心に約900ヶ所に設置されています。ボトルディスペンサー型の一部では、ピクトグラムや点字で表示している他、車椅子にも対応したユニバーサルデザインとなっています。
また東京都は、区市町や施設へステッカーを送付し、公共性の高い場所に設置する水飲栓に貼付されることによる効果的な周知を実施しています。「Tokyowater Drinking Station」として登録された場所は、東京都水道局のウェブページから、リスト表示の他に加え、マッピング情報より確認できます(図2)。
効果/期待される効果等
「Tokyowater Drinking Station」は、熱中症予防対策へ寄与すると共にマイボトルの利用によって、環境配慮の促進が期待されます。また、都内公共施設等に設置されている既設の水飲栓と合わせ、「Tokyowater Drinking Station」としてPRを行うことで、街中の水飲栓で高品質な水道水を給水する、環境にやさしいライフスタイルを推進していきます。
脚注
(注)気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次評価報告書(AR5)で用いられたRCP2.6シナリオとRCP8.5シナリオに基づき将来予測による。RCP2.6シナリオでは、猛暑日は6日程度、熱帯夜は14日程度増加すると予想されており、RCP8.5シナリオでは、猛暑日は31日程度、熱帯夜は58日程度増加すると予想されている。
出典・関連情報