気候変動による影響
夏期の高温により、乳用牛では、乳量・乳成分の低下や、繁殖成績の低下、死亡等が報告されています。牛舎内全体の温度低下を目的として普及している細霧システムの場合、開放型牛舎では、冷却された空気が舎外の空気と短時間で入れ換わるため、舎内温度が35℃を越える日が珍しくない夏期には、細霧による防暑効果が十分に発揮できない場合があります。
掲載日 | 2018年7月25日 |
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分野 | 農業・林業・水産業 |
地域名 | 中国四国(愛媛県) |
夏期の高温により、乳用牛では、乳量・乳成分の低下や、繁殖成績の低下、死亡等が報告されています。牛舎内全体の温度低下を目的として普及している細霧システムの場合、開放型牛舎では、冷却された空気が舎外の空気と短時間で入れ換わるため、舎内温度が35℃を越える日が珍しくない夏期には、細霧による防暑効果が十分に発揮できない場合があります。
愛媛県が四国の各県と連携して開発したダクト細霧法は、牛体に直接気化冷却した風を当てるとともに、牛体に付着した細霧に直接風を当て牛体から熱を奪うため、開放型の牛舎でも十分な防暑効果が得られるシステムです。