取り組み
「生態系を活用した防災・減災(Ecosystem-based disaster risk reduction;Eco-DRR)」は、生態系と生態系サービスを維持することで危険な自然現象に対する緩衝帯・緩衝材(図1)として用いるとともに、食糧や水の供給などの機能により、人間や地域社会の自然災害への対応を支える対策です(図2)。このようなEco-DRRは、減災と気候変動適応の双方を達成する効果的なアプローチの一つとなります。
環境省地域適応コンソーシアム事業では、Eco-DRRの社会実装について検討するため、徳島県をモデルとして、人工林の林相改善※による流出抑制及び窪地形成における水田貯水の効果を予測するための調査をしています。