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日傘男子の普及啓発活動

掲載日 2019年9月12日
分野 健康、国民生活・都市生活
地域名 関東(埼玉県)

気候変動による影響

埼玉県では、最高気温が35℃以上の(猛暑)日が昭和33年から昭和42年までの10年間では平均3.5日でしたが、平成21年から平成30年までの10年間では平均22.1日と約6.3倍に増えています。埼玉県の熱中症搬送者数は全国的に見ても多く、消防庁の発表する平成30年値では、全国で4番目に多い6,125人、そのうち成人部分に占める男性の割合は7割でした(埼玉県調べ)。

取り組み

平成29年度から市や企業等と連携し、日傘の普及啓発に取り組んでいます。平成29年度から令和元年度までの3年間は、特に日傘になじみのない男性に焦点をあてた取組に力を入れています。

普及啓発活動として、日傘無料体験会、県・市町の男性職員が通勤やプライベートで率先して日傘を差す「日傘男子広め隊」の取組(図1)、企業と連携した日傘の普及などを行っています。
平成30年度は、新たな取組として期間限定の公式日傘ツイッターを新設し、日傘に関する情報発信を開始しました。また、企業から無償提供を受けた日傘を使い、県及び市の男性職員による日傘モニター事業や日傘の効果検証も実施しました。
令和元年度は、企業との男女・晴雨兼用折畳傘の共同企画、県内百貨店・量販店との協働による「父の日に日傘を贈ろう」キャンペーンの実施(図2)、男性用日傘×クールビズ/着物・浴衣のファッションコーディネート提案などを行いました。また、協力する県内市町の数が増加し、自発的に日傘男子広め隊の活動やモニター事業に参加する男性職員が増えたことで、取組に広がりが出ました。

効果/期待される効果等

日傘は直射日光を避け体感温度を下げる効果があります。頭部の体感温度を4~9℃下げ、クールビズとの併用で暑熱ストレス(汗の量)が約20%減少するとされています※1※2。
暑さ対策・熱中症対策としての認知が高まり、性別・年齢を問わず日傘を活用できる環境づくりが国や全国の自治体でも推進されていくことが期待されます。

図1 埼玉県日傘男子広め隊
(出典:埼玉県ホームページ「「暑さ対策」としての日傘の普及啓発」」)

図2 百貨店との連携による「父の日に日傘を贈ろう」キャンペーンPRイベント
(出典:「埼玉県ホームページ「父の日に日傘を贈ろう」キャンペーン2019」)

出典・関連情報
※1 渡邊慎一,石井仁,長野和雄,冨田明美. 日傘による体感温度低減効果の実証的研究, 日本家政学会中部支部第60回大会, 2015年9月
※2 環境省「まちなかの暑さ対策ガイドライン 改訂版」平成30年3月,
http://www.env.go.jp/air/life/heat_island/guidelineH30/gudelineH30_all.pdf
埼玉県ホームページ「「暑さ対策」としての男性用日傘の普及啓発」,
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0502/higasa/higasa.html

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