蚊の発生が多く、かつ人口密度が高く人の利用が多い所(公園、住宅街等)をリスク地点として選定し、対策等を行う。選定の際には、土木関連部局(公園管理者等)や保健関連部局(感染症対応)等が連携し、横断的な情報収集(蚊に関する住民からの相談等)が出来ると発生時の初動も早くなり好ましい。地域の状況に即したリスク地点の選定が重要。
例1)発生源対策
蚊を減らすためには、水中に生息する幼虫(ボウフラ)を退治することが最も有効となる。幼虫対策として、物理的駆除(水がたまるごみ(古タイヤ)や不要物(水がたまる容器、ビニールシート)を片付ける)等を行う。また、適宜成虫対策としての清掃(下草を刈る等)を行う。木々は剪定を行い風通しをよくし、日光が当たるようにする。
例2)幼虫調査
成虫が羽化する5月中旬から成虫の活動性がなくなる10月下旬まで、調査(雨水マス調査で確認された場合水を抜く等)を実施する。