「第2回 地域の気候変動適応推進に向けた意見交換会」参加者アンケート調査結果のご報告
開催日 | 2019年11月22日 |
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開催地 | 東京 |
2019年11月22日(金)に「第2回地域の気候変動適応推進に向けた意見交換会」を開催いたしました。本意見交換会では、地域気候変動適応センターの設立経緯等の紹介、地域気候変動適応センターの活動紹介、国立環境研究所が提供する支援メニューの紹介、センター設置・センターの活動に関するグループディスカッションを行いました(プログラムはこちら)。参加者にアンケート調査(無記名)を行いましたので回答の一部をご紹介いたします。
Q.気候変動適応センターの役割について
Q.地域気候変動適応センターの紹介について
理由は以下の通りでした。(複数選択可)
性質の異なる多くの事例を聞けた | 境遇の似ている自治体を見つけることができた | 発表時間が短く参考になる情報を得られなかった | 既にセンターを設置し活動しているため | その他 |
49 | 14 | 0 | 5 | 4 |
その他の内容としては「工夫や意気込みがきけてよかった」「政令指定都市のセンター設置がないため部分的には参考になった」という意見が挙げられました。
Q.地域気候変動適応センターの活動紹介について
理由は以下の通りでした。(複数選択可)
どのような活動を行えばよいか把握できた | 運営面での工夫を学ぶことができた | 人員、資金などの面で真似できない | 県、センターとしての方向性が異なる | その他 |
28 | 35 | 1 | 2 | 2 |
Q.グループディスカッション(地域気候変動適応センター設置に向けた準備)について
理由は以下の通りでした。(複数選択可)
他部局、外部機関との連携に向け何を行うべきかが明確になった | 必要な費用、人員、情報が明確になった | 設置済みのセンターの工夫を知ることができた | 設置検討が進んでおらずイメージが沸かなかった | 個別の事情の解決につながる情報を得られなかった | その他 |
22 | 4 | 22 | 2 | 1 | 7 |
その他の内容としては、「課題はどこの県も同じだと思った」「向かうべき方向は参考になったが、どのような情報を集めどう管理するかといった、もっと具体的な情報があるとよい」といった意見が挙げられました。
Q.グループディスカッション(地域気候変動適応センターの活動)について
理由は以下の通りでした。(複数選択可)
活動の具体例を把握できた | 既存事業の活用方法を知ることができた | 活動内容の工夫、運営ノウハウを学ぶことができた | 研究、分析をはじめ、すぐには真似できない活動が多かった | 人員、予算面の解決方法が得られなかった | その他 |
25 | 7 | 21 | 6 | 1 | 8 |
国立環境研究所からの支援に関しては以下の結果となりました。
Q.支援メニューに関して
Q. 相談・個別支援に関して
一部希望しないと回答された自治体が見られましたが、自治体側の体制が整っていないため現時点では希望しないということで、ほぼすべての自治体が支援を希望されていることが分かりました。
希望される支援内容、国立環境研究所への要望としては以下のようなものが挙げられました。
「省庁別の適応策と呼べる事業一覧」「会議、委員としての参画」「適応計画のレビュー」「基礎編として観測結果、将来予測などのデータの見方についての研修、応用編として地域でのデータ収集といったレベル別の研修実施」をはじめ、多岐に渡る要望をいただきました。
アンケートにご協力いただき誠にありがとうございました。今後も自治体の方々が集まり意見を交換できる場を定期的に設け、地方開催、テーマ別・レベル別研修の開催も検討してまいります。また、いただいた要望を参考に、支援メニュー・研修の充実を図って参りたいと思います。