令和5年度 気候変動適応の研究会シンポジウム・分科会を開催しました
開催日 | 2023年12月21日 |
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開催地 | 秋葉原UDX CONFERENCE |
参加者 | 国の研究機関・大学など:50名 地域気候変動適応センター(LCCAC)・地方公共団体など:60名 |
気候変動適応の研究会とは
気候変動適応の研究会は国の21研究機関により構成される気候変動適応に関する研究機関連絡会議のもとで、地域での気候変動適応の実践(社会実装)に向けて、研究者・実務者等が具体的な連携を模索することを目標に活動しています。
令和5年度のシンポジウム・分科会の目的
最新の研究動向に係る情報交換や連携に向けた意見交換を行うため、昨年度に引き続きシンポジウム・分科会を開催しました。今年度は、研究機関と地域気候変動適応センター(以下、LCCAC)の対話・共創・交流を目的としており、地域で適応に取り組む担当者にも多数ご参加いただきました。今回は完全対面での開催が実現し、活発なコミュニケーションや情報交換が会場内の随所で見られました。
当日のプログラム
国の研究機関による講演
午前のシンポジウムでは、研究機関による最新の研究成果やトピックに関する解説が行われました。
研究成果の社会実装を念頭に置いた講演内容も見られ、LCCACの方も積極的に質疑応答に参加されていたことが印象的でした。
※シンポジウムの講演資料はこちらからご覧いただけます。
6つの分科会活動
午後の分科会では、昨年度に引き続き6つの分科会での議論や意見交換が行われました。
地域での研究成果・技術についての事例紹介のプログラムが組まれた分科会や、ポスターセッション形式で参加者どうしの自由なコミュニケーションを図る分科会など、各分科会の特色も表れ、各会場ともに活発な議論が繰り広げられていました。
分科会①と⑤はいずれも各分野に係る気候予測データなどを扱う分科会のため、初の合同開催を試みました。対話を通じた議論こそが、気候データ・シナリオに関連した提供側とユーザーとの協働のために重要であることが確認されました。
※分科会での議論は非公開とさせていただいております。ご了承ください。
おわりに
参加された方より「地域の方と交流する初めての機会だった。」「研究者の方に気軽に質問ができてとても勉強になった。」「明日のLCCAC意見交換会*にも参加予定だが、対面でコミュニケーションが取れるのは有難い。」などの感想を伺い、本研究会が、国の研究機関と地域の方が一堂に会するとても貴重な機会であることをあらためて感じる一日となりました。
この場で得られた情報やニーズ、ネットワークが、新たな研究の種や施策のヒントとなれば幸いです。研究機関とLCCACの対話・共創・交流が円滑に進むような取組を今後も続けていきたいと思います。
年末のお忙しい時期にもかかわらずご参加いただきました皆様、どうもありがとうございました。
*翌日の12/22日(金)に令和5年度地域の気候変動適応推進に向けた意見交換会が都内で開催され、本研究会の出席者からも多数のご参加を賜りました。詳細は下記の特設ページをご覧ください。
出典・関連情報