Staff interview #03
吉野 幹浩(YOSHINO Mikihiro)

気候変動適応センター(CCCA)勤務してどれくらいになりますか?
2018年5月に環境省から出向して2年が経ちました。わたしは事務系職員として、会計や庶務、会議の運営はもちろん、主催する行事関係も担当しています。何でもやっていますね(笑)。幅広い業務を通して、気候変動適応センターの仕事が円滑に進むように日々猛進しています。
環境省に入省し、「環境」に携わる仕事を志したきっかけは何でしたか?
もともとは厚生労働省に事務系職員として入省しました。その後、環境省の前身である環境庁へ出向があり現在の仕事に繋がっています。
出向当時、気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)の開催や地球温暖化対策推進法、環境庁の長年の悲願だった環境影響評価法の成立など日本における気候変動や、環境に関する事柄が大きく動くような時期でした。また、省庁再編により環境庁から環境省になることが決まった時期でもありました。そんな過渡期を経験し、多くの情報に触れたことで「環境」という分野にそれまで以上の興味を持ちました。
また、今後さらに期待されていく分野であると感じ、出向期間を終える前に環境庁へ転籍の希望を出したんです。運も良かったのだろうと思いますが、現在もこの分野に携わることができて嬉しいです。
気候変動適応センター(CCCA)では、これまでのお仕事を振り返ると、どのような日々を過ごされてきましたか?
立ち上げメンバーの一員として、日々乗り越えていくことに精一杯でした・・・。スピード感をもって、まわりと協力しながら文字通り「一丸」となって取り組みましたね。立ち上げの際は、メンバーが気持ちよく働けるようなルール、環境を整えることに注力しました。研究所では、中長期目標を達成するための中長期計画を5年ごとに策定するのですが、2021年度からの次の新しい計画に基づく業務にも尽力したいですね。

「気候変動」や「環境問題」について、吉野さん個人として何か感じていることはありますか?
昔から自然が好きで、時間があればウィンドサーフィンなど自然と関わるアクティビティに没頭していました。両親の介護のために、自分の趣味からは少し離れていましたが、今後また自然と触れ合う機会を積極的につくりたいですね。
地元が千葉県勝浦市なので、海は身近な存在でした。海に関する環境影響という分野ですと、勝浦の砂浜も浸食されていたり、漁港で水揚げされる水産物にも変化があったりという点が目に入ってきますね。旬の時期が少しずつ変化しているなど、一概には言えませんが気候変動の影響を身近なところで感じています。今年の夏も猛暑が続き、熱中症対策など、私たちの日常生活で適応することが多々あるのだろうと思いながらすごしています。