よくあるご質問「普及啓発・動画・イベント事例、ツール」

これまでに寄せられた質問への回答等を掲載しています。その他の質問については、お問い合わせフォームよりお知らせください。

緩和と適応の両輪を進めていくために、特に緩和策の普及活動をされている団体と地域気候変動適応センターが連携している事例があれば教えてください。

緩和策と適応策を進めている複数の団体が一緒に環境イベント等に出展し、緩和と適応についてそれぞれ説明を行う事例があります。
地球温暖化防止活動推進員は、普及啓発について豊富な経験や知識をお持ちなのでノウハウを教えてもらいながら一緒に普及を進めていくと効果的だと考えられます。
一方、適応に関連するネットワークや関係部署との関係、具体的な対策に関する知識は緩和を進めていく上でも有効です。
緩和策と適応策を行う複数のグループが連携して、脱炭素社会そして気候にレジリエントな社会作りを進めていくとよいのではないでしょうか。

地域で行った適応の研究を発信したいのですが、A-PLATで発信できますか。

各地域の成果発信は重要な課題であり、A-PLATで可能な取り組みを個別に相談させていただきたいと思います。下記リンク先の事例欄のように地域で行われたGISでの取組みをA-PLATにて発信している例もあります。

まずは、お問い合わせフォームより、掲載されたい内容をご連絡いただけますと幸いです。

A-PLATや国立環境研究所気候変動適応センターについて、逐一確認することなく、ラジオ等の広報ツールで県民に紹介することや、広報誌にウェブサイトのURLを掲載しても問題ないでしょうか。

ラジオ等の広報ツールでの紹介やウェブサイトのURLの掲載については問題ありません。

A-PLATに掲載されているロゴを使用したいです。

A-PLATのロゴの使用を希望される場合は、「A-PLATロゴマーク使用申請書」をご提出ください。申請書は「お問い合わせ」フォームよりご請求ください。
なお、使用につきましては、「サイトポリシー」をご参照ください。

A-PLATに掲載されているイラストを使用したいです。

下のリンク先のイラストについては、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示-改変禁止-非営利の範囲でご自由にご使用いただけます(事前の使用許諾は不要です)。
なお、よろしければ使用した制作物について後日「お問い合わせ」フォームにてご報告頂けると幸いです。今後の参考にさせて頂きます。

<参考情報>
※クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 – 改変禁止 – 非営利くわしくはこちら(CCライセンス CC BY-NC-ND)をご覧ください。

A-PLATに掲載されているパンフレットを使用したいです。

A-PLATの「お問い合わせ」フォームに「パンフレットの種類」「必要部数」「送付先」「希望納期」を明記の上、お知らせください。
なお、パンフレットの部数には限りがある為、ご希望に添えない場合がありますので、予めご了承ください。

A-PLATに掲載されている動画をイベントで使用したいです。

A-PLATに掲載されている動画は、環境教育や非営利の活動では、ご使用頂けるものが多いですが、不明な場合は「お問い合わせ」フォームにお知らせください。

A-PLATに掲載されている内容を一部引用したいのですが、出典の記載方法について教えてください。

下記の例のように記載してください。

<記載例>
出典:「気候変動適応情報プラットフォームポータルサイト」(当該ページのURL)
○年○月○日に利用 など 詳細は「サイトポリシー」をご参照ください。

気候変動の観測・予測データを抜粋して県のホームページに掲載したいです。

気候変動適応情報プラットフォームポータルサイト全国・都道府県情報利用規約」に従ってご利用ください。

A-PLATにイベント情報を掲載して欲しいです。

A-PLATの「お問い合わせ」フォームにお知らせください。イベント内容をご確認し、掲載いたします。お問い合わせには、イベント開催日時、タイトル、リンク先URLをお知らせください。なお、イベント内容によっては掲載できない場合もありますので、ご了承ください。

国内外の適応策事例集に事例を掲載して欲しいです。

お問い合わせ」フォームにお知らせください。

ワークショップやイベントで使えるツールはありますか。また、展示物の貸出しは行っていますか。

ワークショップやイベントを開催する際に利用可能なツールや貸し出し可能な展示物について以下のリンクに掲載しています。

市民や事業者等への気候変動影響や適応についての情報発信、普及啓発の方法にはどのようなものがありますか。

講演やセミナー、イベントなど場面別の事例はこちらです。

「広報・普及啓発の効果的な在り方」事例集はこちらです。

地域で適応を促進するために関連情報を収集し、資料を作成し情報を発信する際に気を付けるべきことはありますか。

地域で適応を促進する為に関連情報等を収集し、資料を作成し情報を発信する際等には、収集した関連情報等について第三者が著作権その他の権利を有している場合があることに気を付ける必要があります。

第三者が著作権を有しているコンテンツや、第三者が著作権以外の権利(例:写真における肖像権、パブリシティ権等)を有しているコンテンツについては、特に権利処理済であることが明示されているものを除き、利用者の責任で、当該第三者から利用の許諾を得る必要があると考えられます。

なお、第三者が著作権等を有しているコンテンツであっても、著作権法上認められている引用など、著作権者等の許諾なしに利用できる場合があります。

特定の企業や農業従事者など気候変動の影響を強く感じる方々がいる一方、一般の住民にとっては気候変動は身近に感じられず、自分事になりにくい場合も多いと思います。気候変動や適応策に興味を持ってもらうために、効果的なポイントを教えてください。

一般の方に興味を持っていただく為のポイントは二つあると考えます。
一つ目としては、自分事として捉えてもらいやすいよう、市民の生活に身近な事例をテーマとした情報提供を行うことが考えられます。夏の熱中症対策など、市民の方が意識していなくても適応策を実施している、既に生活の中に適応策を取り入れているという視点で普及啓発を行います。
二つ目には、不可逆的及び長期的な影響についての情報提供が考えられます。既に排出された温室効果ガスにより、これから2050年ゼロカーボンを達成したとしても元にはもどらないもの(海水面の上昇、動植物の絶滅など)や、影響が長期的に続くと思われるもの(強い雨の頻度、一定程度の気温上昇など)があります。現在及び近未来の住民の生活にそれらの影響が及ぶことになります。だからこそ、温室効果ガスの削減を行いながら気候変動に適応していく必要があります。緩和と適応の両輪が大事であり、その視点から話すことが普及啓発に繋がるのではないでしょうか。

「気候変動への緩和適応の失敗」がグローバルリスクの上位にあることについて詳しく紹介してください。

図1(図表のSheet)が示す通り、世界経済フォーラムの報告書であるグローバルリスクレポート2021では、「気候変動緩和・適応の失敗」が発生確率の高いグローバルリスク・影響の大きいグローバルリスクのともに第2位を占めています。また、「異常気象」は2017-2021年の5年連続で発生確率の高いグローバルリスクの1位となっています。自然災害・生物多様性の損失・感染症といった関連する影響も頻度高く上位を占めています。

世界経済フォーラム(2021)「グローバルリスク報告書 2021年版」
図1 出典:世界経済フォーラム(2021)「グローバルリスク報告書 2021年版」
http://www3.weforum.org/docs/WEF_The_Global_Risks_Report_2021.pdf

また、図2(図表のSheet)が示す通り同レポートの2022年度版では、「気候変動対策の失敗」が向こう10年間において最も深刻な地球規模リスクの1位となっています。より強力な行動がなければ緩和と適応を行う世界的な能力が低下し対策が間に合わなくなってしまうこと、2050年までにネットゼロの目標を達成できなかった場合、世界のGDPの4%から18%の損失が生じることが予測されています。

図2

(2024年4月24日 最終更新)

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