水リスクを含むコンサルティング「サステナビリティNavi」

八千代エンジニヤリング株式会社

業種:学術研究、専門・技術サービス業

掲載日 2023年5月11日
適応分野 水環境・水資源 / 産業・経済活動

会社概要

八千代エンジニヤリング株式会社は、建設コンサルタントとして国内を始め世界の社会インフラを中心に技術・知的サービスを提供してきた。近年大きく変化する社会情勢に対してこれまで培ってきた技術を社会インフラ整備のみならず経済・産業・人々の暮らし全体にも役立て、地球環境・社会・ガバナンス、そしてSDGsをより強く意識し、世界のサステナブルな発展のため社会課題への「解」を生み出している。

気候変動による影響

気候変動を中心とした要因により顕在化する水課題に対し、民間企業は持続的な事業活動ならびに地域のため、水災害・水利用・水質に対するリスクを正しく理解し、適切な対策を実行することが必要不可欠である。

適応に関する取り組み

日々高まる水に関する危機や国内・海外で水害や水使用のリスクマネジメントの必要性、企業や社会にとって重要な水課題の解決(図1)に貢献する目的か2018年7月に「水リスクラボ」を発足した。水リスクは気候変動・生物多様性と相互に関係し、企業としても複合的に対応する必要性が高まっていることから、「水リスク」を含めたサステナビリティ全般に対するコンサルティングサービスとして2022年7月より「サステナビリティNavi」と名称を変更し展開している(図2)。
気温上昇影響が顕在化していく中で、洪水の多発、水資源の枯渇、海洋生態系の変化、森林や生態系の破壊など、企業とより関係性が深い自然資本へのアクションが求められるようになり、企業の環境課題へのアクションは様々なシーンで加速している。当社は企業の環境課題にファクトを示しながらアクションへの提案、持続可能な社会に寄与することを目指して、以下のようなサービスを提供している。

気候変動対応
  • Scope算定支援
  • SBT設定支援、申請補助
  • 第三者検証支援
  • TCFD支援
企業の水リスク分析・評価・方針策定
  • 地域特性を考慮した流域リスク分析・評価
  • 拠点の取水・排水に関わるリスク低減策の検討
  • 気候変動に伴う取水の持続可能性評価
  • 工場の水源域(起源)の把握
  • 事業全体の水削減方針策定
  • 企業の森の地下水浸透量の定量評価
生物多様性への対応
  • SBTN対応(新ガイダンスへの試行)
  • TNFD対応(β版v0.4試行)
  • 生物多様性調査
  • 淡水生態系・森林生態系等の保全活動
環境情報開示関連
  • CDP(Climate Change、Water Security、Forests)への 回答支援
  • 民間企業の環境報告書作成
  • CDPスコアリングパートナー(気候変動・水セキュリティ)

効果/期待される効果等

サステナビリティ領域において、これまでの企業の主要な取り組みは「現状把握」や「目標・ビジョンの策定」であったが、今後は「実行」のフェーズが極めて重要になる。当社は、自然科学や環境に関する専門的な知見、公共インフラ等で培った計画・設計技術を用い、現状把握、戦略策定、実行等一気通貫のサービスを提供することで、企業、そして社会に貢献することができる。

企業活動に対する水リスクの影響
図1 企業活動に対する水リスクの影響
サステナビリティNavi
図2 サステナビリティNavi

ページトップへ