1. 気候変動とは
- 気候は元々、自然に変動や変化をしています。
- 近年の気候には、この自然変動や変化に、人間活動に由来する変動も加わってきています。
- 気候変動には気温上昇や、降水の変化などが含まれます。
- 気候は定常的なものではなく、太陽活動の変動や火山噴火などの自然の影響、温室効果ガスの排出や森林伐採など人間活動による影響により変化、変動しています。
- このような変化や変動を広く「気候変動」と呼びます。
- 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第6 次評価報告書では、人間の影響が大気、海洋及び陸域を温暖化させてきたことには疑う余地がないことが示されました。
- この気候変動の代表的な事例としては、気温の上昇や降水の変化が挙げられます。例えば、日本の年平均気温は100 年あたり約1.28℃の割合で上昇しています。
- この気温上昇や降水の変化といった気候変動は、今後も進行していくと考えられています。
日本の年平均気温偏差
細線(黒):各年の平均気温の基準値からの偏差
太線(青):偏差の5年移動平均値
直線(赤):長期変化傾向。基準値は1991〜2020年の30年平均値。
- 出典
- 気象庁 HP「日本の年平均気温」(2022/6/24確認)