7-1. 適応策の例(農業分野)
果樹への適応策の例
- 果実は、強い日射をさえぎることにより、日焼け果の軽減ができます。例えば、リンゴでは細霧冷房による日焼け果発生の軽減、ブドウでは果房への傘かけなどが挙げられます。
- ブドウの着色不良には、着色・品質向上のため環状剥皮処理や、着色優良品種及び着色を気にしなくてよい白・黄緑色系品種の導入が進められています。
- 一方、ウンシュウミカンや伊予柑などのカンキツ類の産地である愛媛県松山市の島しょ部や海岸部では、平成20年頃からアボカドを導入するなど、今後の気候変動を加味した取組も見られます。
リンゴの細霧冷房

ブドウの環状剥皮処理

ブドウの傘かけ

かんきつ類からアボカドへの転換(愛媛県)

- 出典
- 農林水産省「令和2年地球温暖化影響調査レポート」
- 農林水産省「平成27年地球温暖化影響調査レポート」