いまなぜ気候変動「適応」なの?
-国立環境研究所夏の大公開2019に出展しました-
開催日 | 2019年7月20日 |
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開催地 | 茨城県/つくば市 |
7月20日(土)に開催された国立環境研究所「夏の大公開」。今回はなんと、過去最大の6000人を超える方たちにご来場いただきました。気候変動適応センターも参加し、“いまなぜ気候変動「適応」なの?”をテーマとした、6枚のポスターや暑さ指数(WBGT※)を測定する機器、適応米のサンプルなどの展示のほか、「適応」を伝える絵巻物工房をオープンしました。
- 環境省熱中症予防情報サイト(暑さ指数についての詳しい説明)
- ※WBGT(Wet Bulb Globe Temperature):湿球黒球温度
ポスター展示
ポスター展示では、「緩和」と「適応」という2つの気候変動へのアプローチを解説したり、国内で起きている気候変動の影響やそれに対する自治体の取組事例を紹介したりしました。
また、“暑さにまけない稲作”については、国内各地で実際に生産されている暑さに強いお米(高温耐性米)の実物も展示して紹介しました。
さらに、会場内(空調の効いた屋内)と研究所敷地内(屋外)の2ヶ所に設置した暑さ指数(WBGT)測定器のモニタリング状況を見ながら、熱中症予防について学んでもらいました。
絵巻物工房
絵巻物工房は、6月のエコライフフェアからさらにパワーアップ。12のテーブル席に加え、寺子屋風畳敷きスペースが登場。準備していた320本は予定よりも早く配布終了となりました。
作った絵巻物と一緒に撮影するために用意した記念写真スペースも人気でした。自分で選んだ柄の和紙と紐で実際に出来上がった絵巻物を手にしながら、皆さんとても嬉しそうでした。
オリジナルデザイングッズ
今回は気候変動適応センターのブースだけではなく、国立環境研究所の来場者プレゼント品のエコバッグとミニ手ぬぐいも「気候変動適応」をテーマにしたオリジナルデザインで作りました。
エコバッグの和柄のロゴは、日本の豊かな四季を表す植物と、稲(=農業)、波(=治水)が描かれ、動物たちが新しい時代の気候変動適応への期待感を表すというような内容になっています。
エコバックの絵柄
手ぬぐいの絵柄は、熱中症予防の心得を4つ日本語と英語で紹介するという内容になっています。
手ぬぐいの絵柄
気候変動適応は、私たちの暮らし、生活文化などと深く関わっていることを感じていただけたらという意図でデザインされたものです。新しい時代の気候変動適応を、皆さんと一緒に進めていくきっかけのひとつとなれば幸いです。