適応プラットフォームとユーザーの連携ワークショップに参加

開催日 2019年10月11日
開催地 アイルランド/ダブリン

アイルランドでは2018年に国家気候変動適応フレームワークが採択され、これに基づいて自治体が2019年9月末までに地域適応戦略を策定することが義務付けられました。アイルランドのコーク大学は、国立環境研究所の気候変動適応センターと同じく地域適応計画や適応策の検討を支援する役割を担っており、気候変動適応プラットフォームClimate Irelandを中心に、国内4か所の地域適応センターと連携しながら計画策定をサポートしてきました。

本ワークショップは、適応プラットフォームに今後必要な情報や機能を検討することを目的に開催され、アイルランド環境保護庁から気候行動環境部、公共保健部、農業食糧海洋部、交通観光スポーツ部の担当者に加え、各地域適応センターの職員が参加しました。

本会合では、参加者が計画策定中に直面した課題や問題点について、前日に開催されたプラットフォーム国際会合に出席した各国の専門家が、自身の国のプラットフォームがどのように対応しているかを発表しました。A-PLATはwebGISで提供している影響評価結果や民間事業者個人などへの情報発信の点で高評価を得ました。

本ワークショップを通して、適応の取組に必要な支援は世界でも共通する点が多くあることが明らかになりました。アイルランドで得られた新たな知見を活かし、A-PLATさらなる発展を目指します。

(2019年10月23日掲載)

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